民進党に激震走らず 細野豪志氏“ひとりぼっち”の離党劇

"民進党離党劇"の細野豪志氏、都民ファーストの会を事実上率いる小池百合子氏と連携か

記事まとめ

  • 細野豪志氏が民進党離党の意向を表明し、「新たな政権政党をつくる決意で」と話した
  • 現状、同調者ゼロで自ら率いるグループのメンバーからも引き留められず完全に孤立
  • 「政権政党」とは都民ファーストの会を事実上率いる小池百合子氏との連携の意味とも

民進党に激震走らず 細野豪志氏“ひとりぼっち”の離党劇

民進党に激震走らず 細野豪志氏“ひとりぼっち”の離党劇

スポットライトが浴びたくて…(C)日刊ゲンダイ

 “将来のホープ”といわれた男も、いまや落ち目のはぐれガラスだ。

 民進党細野豪志衆院議員(45)が4日、離党の意向を表明した。代表選が告示される今月21日までに離党届を提出するという。離党の理由として、「もう一度政権交代可能な2大政党制をつくりたい」「新たな政権政党をつくる決意で立ち上がりたい」と記者団に説明したが、「政権政党」という“壮大”なプランの割には、現状、同調者ゼロ。自ら率いるグループのメンバーからも引き留められる始末で、完全に孤立してしまった。

 党内の反応もボロクソだ。

「都議選で惨敗し、蓮舫代表が辞任を表明して党内はガタガタですから、確かに離党を考えている人はいるでしょう。しかし、代表選で党の方針が見えた後でいいのに、なぜこのタイミングなのか。まったく腑に落ちません。党内に居場所がなくなって逃げ出したのでしょう。大きなうねりにはなりませんよ」(ベテラン議員)

「常にスポットライトを浴びてきた人ですから、自分が出られない今度の代表選を見るのがいたたまれないんじゃないですか。最近、抜け殻みたいだと言われていましたし。自爆テロ離党でしょう」(中堅議員)

 細野氏は今年4月、突然代表代行を辞任。その際、「蓮舫執行部が憲法改正に消極的」などともっともらしい理屈を並べ立てていたが、実のところは静岡県知事選への出馬を模索していたことがバレ、大ひんしゅく。党内どころか、細野グループ内でも信頼を失ってしまった。

■「小池新党」との合流も暗雲

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏がこう言う。

「来年12月までに解散総選挙があるわけで、今後、野党再編や政界再編の動きが出てくるでしょうが、今慌てて、ひとりで飛び出してどうなるものでもない。代表代行という党幹部だった人の判断としてはあまりに政治オンチです」

 細野氏の言う「政権政党」とは、「都民ファーストの会」を事実上率いる小池百合子都知事との連携を意味するとみられる。だが、小池知事が細野氏と組むかどうかは、仲間をどれだけ引き連れてこられるかがポイント。“ひとりぼっち離党”では利用価値はないと判断されるのが関の山だ。

「再婚相手のOKをもらっていないのに、前のめりで離婚届を出しちゃった」(前出のベテラン議員)と冷ややかな声しきりである。

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