安倍政権顔負け 小池都政はイエスマンのみの「1強体制」

安倍政権顔負け 小池都政はイエスマンのみの「1強体制」

市場問題も側近との“密室協議”(C)日刊ゲンダイ

 いよいよ“小池1強”体制が色濃くなってきた。都議会臨時会が8日開かれ、議長や副議長、各常任委員会の委員長ポストが決まった。7月の都議選で当選した都民ファーストの会の議員が多くのポストを占めたが、“初代小池一派”である音喜多駿、両角穣、上田令子の3人は副委員長にすら就いていない。党や会派の役員からも外れ“無役”となり、すっかり端に追いやられた格好だ。

「音喜多氏が都議選中、元みんなの党代表の渡辺喜美参院議員を勝手に応援に呼んだことなどが、物議を醸しました。3人とも元みんなで、『都Fを割って出る』との観測も流れていた。小池知事はそんな動きを察知していたのでしょう。都Fの都議の多くは、『イエスマン以外は干される』と戦々恐々となっているそうです」(都政記者)

■ブレーンを副知事に“格上げ”観測も

 市場移転問題を巡っても、築地、豊洲の「両市場併用」方針の決定に至る記録が残っていないと、毎日新聞が報じていた。記事では、都職員が「知事が外部有識者でブレーンの都顧問らと協議をしたため記録がない」と説明。“密室協議”で判断が下されたことが発覚した。

「人事に詳しい都庁OBによると、小池知事はあるブレーンを副知事に上げるか、権限の強い組織のトップに就けることで内諾したといいます。石原慎太郎都政時代に辣腕を振るった浜渦武生元副知事のような“懐刀”を近くに置く構想を持っているとみられています」(都政関係者)

 周囲をイエスマンで固める1強体制はまるで、“お友達内閣”と揶揄される安倍政権と一緒だ。中央大学教授の佐々木信夫氏はこう言う。

「安倍内閣の閣僚は“お友達”とはいえ国会で答弁に立つ必要がありますが、都の顧問にはその必要はありません。好みで選ばれた顧問らは、小池知事にとって都合の良い意見を耳元で囁くだけです。一方、議会でも意に沿わない議員を冷遇し、1強体制を敷く。小池都政は、首長と議会の緊張関係を維持する『二元代表制』ではなく、“一元代表制”と言うしかありません」

 小池知事は加計学園問題を巡る安倍政権の対応について、「お友達でずっとやってこられたことの問題点」と批判していた。言っていることとやっていることが真逆だ。

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