茂木敏充外相は日米貿易交渉“二枚舌”で念願のポストゲット

茂木敏充外相は日米貿易交渉“二枚舌”で念願のポストゲット

茂木敏充外相(C)日刊ゲンダイ

【安倍“お友達ねぎらい”内閣の大臣を丸裸】

 茂木敏充・外務相(栃木5区・当選9回・63歳)

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 経済再生相として日米貿易交渉の大枠合意を達成した論功行賞で外相の地位をあてがわれたといわれる。本人は以前から「そろそろ重要ポストに就きたい」と外相就任に色気を見せ、「外相に就任すれば、いずれ首相への道も開ける」との計算もあるようだ。同じ竹下派でこちらも外相候補の声が上がっていた加藤勝信を蹴落とした格好である。

 茂木を語る人の多くが口にするのが「人望がない」というマイナス評価。東大経済学部卒業後、丸紅と読売新聞社に勤務しハーバード大ケネディ行政大学院に留学。帰国後、マッキンゼー・アンド・カンパニーに入社と華々しい経歴の持ち主だ。

「そのため私立大出身者を小バカにし、常に上から目線でものを言いたがる。顔の雰囲気と同様に、何かあるとこわもてで押してくる性格。党職員など下の人間に厳しい態度を取り、霞が関の役人に難題を押し付けることから『キング(王様)』とも呼ばれている」(政治記者)

■派閥内には「茂木会長だけはイヤ」の声も

 本人は竹下派の次期会長を目指しているが、「派閥内では『茂木だけはイヤだ。茂木でなければ誰が会長になってもいい』との声もあるほど嫌われている。ライバルの加藤のほうがまだ人情味があって人に慕われている」(前出の記者)という。

●TAG

 昨年秋、日米貿易協定の自由貿易協定(FTA)を「物品貿易協定」(TAG)という“造語”にすり替えた。日本の農業関係者からFTAによって厳しい自由化や関税の引き下げになると懸念する声が上がることを予想し、茂木は「TAGはあくまでも物品貿易に限定されたもので、FTAとは異なる」と言い張った。ところが日米共同声明で2国間の貿易交渉の名称が「TAG」とされたものの、英文には「TAG」の文字はなかった。しかもペンス副大統領らは依然として「日本とのFTA交渉」と呼んでいた。これによって茂木の“二枚舌”がバレてしまった。

●疑惑

 上から目線のオレ様の上に感情の起伏が激しいため傍若無人ぶりを発揮。たばこが切れた腹いせに運転中のクルマのひじ掛けをバンバン叩いたり、会合で人集めができなかった秘書をトイレで土下座させた話が週刊誌で報じられたことがある。

 2017年8月には、選挙区内の後援会幹部に「衆議院手帳」を配り、公職選挙法違反にあたるとの週刊誌報道もあった。

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