寄せ集め「希望の党」 偽装勧誘で有名な宗教幹部まで擁立

希望の党の公認候補として出馬の柴田未来氏が、問題のある新興宗教団体の幹部と判明か

記事まとめ

  • 希望から出馬の柴田未来氏が入信しているのは、宗教法人「浄土真宗親鸞会」だという
  • 一般的な浄土真宗とは無関係で、集金手法をめぐり被害者の会も存在するとのこと
  • 柴田氏は昨年の参院選に落選に同会を退会したが、選挙対策の“偽装脱会”と疑う声も

寄せ集め「希望の党」 偽装勧誘で有名な宗教幹部まで擁立

寄せ集め「希望の党」 偽装勧誘で有名な宗教幹部まで擁立

昨年の参院選にも出馬(C)日刊ゲンダイ

 小池都知事が代表を務める「希望の党」の公認候補のポンコツ感がハンパじゃない。

 セクハラ問題で女性に訴えられた元熊本県議をはじめ、素性や経歴すらまともに分からない候補がゴロゴロ混在しているのだが、問題のある新興宗教の幹部信者まで擁立していた。石川2区から出馬する弁護士の柴田未来氏(46)だ。

 柴田氏が入信しているのは、富山県に本部を置く宗教法人「浄土真宗親鸞会」。1958年に設立された新興宗教団体で、一般的な浄土真宗とは無関係。“財施”と呼ばれる信者からの集金手法などをめぐり「被害者の会」も結成されている。

 宗教ジャーナリストの藤倉善郎氏が言う。

「親鸞会がいかがわしいのは、大学などで『古典を学ぶサークル』などと正体を隠して偽装勧誘を行っていることです。宗教団体が信者を勧誘すること自体に問題はありませんが、団体名を隠す偽装勧誘は典型的なカルト教団の手法です。そのため、親鸞会は全国の大学で問題視されています。柴田氏は幹部組織『特専部』の一員として教団運営に携わってきました」

 実は柴田氏は昨年の参院選に石川選挙区から野党統一候補として出馬し落選している。参院選直前、藤倉氏が柴田氏に直撃すると、親鸞会信者であることを認めたという。ところがその直後、支援者に対しては親鸞会を退会した旨を説明して回ったそうだ。

「私は選挙対策で形式的に退会したと見せかける“偽装脱会”だったのではないかと疑っています。実際、親鸞会側は退会後も柴田氏の選挙を支援していました。“偽装”を疑う余地は他にもあります。昨年は野党統一候補として『改憲反対』『安保法廃止』を掲げていたのに、今回は正反対の改憲と安保法容認をうたう希望の党から平然と出馬します。わずか1年で思想信条を平然と変えるのはいかにも不自然。柴田氏が幹部信者だったことは事実だし、二枚舌を使う時点で信用できません」(藤倉善郎氏)

 柴田氏は今も親鸞会の信者なのか――。柴田氏が所属する弁護士事務所「兼六法律事務所」に問い合わせると、「選挙に関することはお答えできない」の一点張り。親鸞会も「担当者が不在で本日(5日)中の回答は難しい」とのことだった。

 柴田氏を希望の党の候補として担ぎ出した民進党石川県連にも聞いた。

「昨年、共に参院選を戦った地元支援者の声を受けてこちらから柴田氏に打診しました。信教の自由に関わることについては確認していません」(県連代表の一川政之・石川県議)

 今回、柴田氏は森元首相の地盤を引き継いだ当選2回の佐々木紀前議員(自民)に迫る勢い。ひょっとしたら親鸞会の底力か。

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