政界総汚染か 維新・片山代表も「加計学園」から献金受領

日本維新の会の片山虎之助共同代表に加計学園理事長と副理事長から献金

記事まとめ

  • 日本維新の会の片山虎之助共同代表と加計学園との関係が指摘されている
  • 片山氏が代表を務める政党支部に加計学園理事長と副理事長から寄付受領した記載がある
  • 維新は国会で加計問題を追及しておらず、足立康史氏は追及する野党議員を批判している

政界総汚染か 維新・片山代表も「加計学園」から献金受領

政界総汚染か 維新・片山代表も「加計学園」から献金受領

加計理事長(左)に与党以外にも“お友達”がいた/(C)日刊ゲンダイ

「加計マネー」は野党にまで渡っていた――。いまだ闇に包まれたままの「加計学園」の獣医学部新設問題。安倍首相をはじめ、自民党議員が学園と深い関係にあることが問題視されているが、自民の補完勢力である「日本維新の会」の片山虎之助共同代表(82)も、学園と親密な関係であることが日刊ゲンダイの調べで発覚した。

 片山氏が代表を務める政党支部の2013年分の政治資金収支報告書には、4月24日付で、学園の加計孝太郎理事長と息子で副理事長の加計役氏から、それぞれ12万円ずつ寄付を受領した記載がある。15年分の収支報告書にも、5月19日に両氏からやはり12万円ずつ寄付を受けたことが記されている。

 さらに、片山氏は10年3月26日付の公式ブログで、前日25日に加計学園グループの「千葉科学大学」の式典に出席し、「名誉博士学位」を授与されたことを記している。ブログには〈平成21年度千葉科学大学学位記授与式に出席。冒頭に私は加計総長から「名誉博士学位・社会科学」を贈呈され、謝辞を申し上げました〉と、加計理事長本人から学位を授かったと書いている。カネをもらうだけでなく、博士号まで受けるのは、よほど深い関係ということだ。

 疑わしいのは、維新の会が、国会で加計問題を追及しようとしないことだ。これほど大きな問題となっているのに、28日の衆院予算委で質問に立った維新・下地幹郎衆院議員は、加計学園の「か」の字にも触れずじまいだった。

 足立康史衆院議員にいたっては、加計疑惑を追及する野党議員を批判する始末だ。15日の衆院文部科学委で、希望の党の玉木雄一郎代表と立憲民主党の福山哲郎幹事長が、獣医学部の新設に慎重な「日本獣医師連盟」から献金を受けていたことを問題視し、2人の獣医学部新設に反対する国会質問は医師連への便宜供与で、あっせん収賄罪に当たると断じ、国会で「犯罪者」とまで言い切っていた。

 維新が加計問題を深く追及しないことと、片山代表に「加計マネー」が渡っていたことは、関係があるのか。

 片山事務所は、加計親子からの献金について「2人とは個人的な知り合いで、個人献金を頂いた」。学位については、「千葉科学大において危機管理学部をつくるにあたり加計理事長から相談を受けた」と“お友達関係”であることを認めた。維新議員の追及姿勢については「個別の内容について(議員に)指示しているわけではない」と答えた。

 それにしても、加計学園の“政界工作”は裾野が広い。獣医学部の建設工事は、自民・逢沢一郎元外務副大臣の親族企業が受注していた。萩生田光一幹事長代行も千葉科学大の「名誉客員教授」を務めていたし、下村博文元文科相も学園から受けた200万円の「違法献金疑惑」がくすぶったまま。まさに「政界総汚染」の様相で、他にもズブズブ状態の国会議員がいてもおかしくはない。

 やっぱり、「認可されたから終わり」は許されない。加計理事長以下、関係者を全員、国会に呼んで、徹底して真相を解明すべきだ。

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