沈黙守るニューオータニと安倍首相を結ぶ「神」つながりの奇縁

沈黙守るニューオータニと安倍首相を結ぶ「神」つながりの奇縁

中身は…(左上は政治資金で購入した“神の水”領収書)(C)日刊ゲンダイ

桜を見る会の「前夜祭」を巡る「1人5000円の会費は安すぎる」との疑惑に、安倍首相はあり得ない弁明でスットボケ。会場のホテルニューオータニの最低料金は1人1万1000円。差額分を補填したなら、違法な企業献金の疑いもあるのに、ニューオータニ側は沈黙を守ったままだ。なぜ、多くを語らないのか。安倍首相とニューオータニとの奇縁を物語る“神がかった”領収書を日刊ゲンダイはとうの昔に入手済みだ。

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「ダメだ。あの水じゃなくちゃ、ぜったいダメなんだ」

 第1次政権時代、安倍首相は「神」の文字の記されたペットボトルの水を切らしたスタッフをそう怒鳴りつけたと、かつて週刊文春が報じた。

 安倍首相がこだわる水の名は「神立の水」。〈老化防止だけでなく、延命効果もある〉などの触れ込みで、3年前まで東京・西五反田の「光ジャパン」なる会社が販売していた。安倍首相はこの水の広告塔を務めていた時代もある。

 日刊ゲンダイは2015年1月に、安倍首相の資金管理団体「晋和会」の少額領収書(1件1万円以下)を開示請求。10年に事務所費として、計3万1920円分の「神立の水代」を計上していたことを記事にした。

■オカルトまがいの「お告げ」に心酔

 安倍首相は自分の愛飲する水くらい、自腹を切れって話だが、ニューオータニとの接点はこの水を販売していた会社だ。

 光ジャパンは「慧光塾」というコンサル会社を率いていた光永仁義氏(05年死去)の長男が社長を務める。光永氏の経営指導は風変わりで「手かざし」「お告げ」「悪魔ばらい」などを行い、オカルトまがいの“霊感コンサルタント”として知られていた。

 安倍首相も母親の洋子氏を通じて、光永氏の「お告げ」を受け、05年には昭恵夫人と共に光永氏の長男の結婚式で媒酌人を務めたほど。拉致問題に注力していた02年の光永氏の誕生会では、こんな挨拶が飛び出した。

「(光永氏の)パワーで北朝鮮を負かしていただきたい」

 ここまでハマるとは、背筋が凍るが、安倍首相と同様に光永氏に心酔しきっていたのが、ニューオータニ創業者の孫・大谷和彦社長である。

「光永氏とは社長をはじめ、大谷一族ぐるみの付き合いでした。社長は大量の塩をまく“お清め”などの『経営指導』を受け、00年の光永氏の誕生会では安倍さんと一緒に出席し、2人ともスピーチしていました」(ニューオータニOB)

 ちなみに、光永氏の誕生会も長男の結婚式も、会場はニューオータニ。慧光塾の事務所もニューオータニのビジネスコートに置かれていた。前出の光ジャパンの本社もニューオータニの関連会社「テーオーシー」のビルに入っている。大谷一族と光永氏との蜜月関係がうかがえる。

 安倍首相とニューオータニは同じ「神」つながり。“オカルト信仰”の結びつきは強固なのだろうか。

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