加計問題の“守護神”柳瀬氏 今度は国際協力銀行に悠々自適の天下り

加計問題の“守護神”柳瀬氏 今度は国際協力銀行に悠々自適の天下り

記憶をなくす男がナゼだ?(C)日刊ゲンダイ

財務省や経産省幹部の有力な天下り先である国際協力銀行(JBIC)の仰天人事が、霞が関官僚らを驚かせている。

 加計学園の獣医学部新設問題で安倍首相の“守護神”と揶揄されていた柳瀬唯夫元首相秘書官が「シニアアドバイザー(日米豪連携担当)」に就任したからだ。

 柳瀬氏といえば、獣医学部新設を巡り、愛媛県と今治市の課長らと官邸で面会した際、「首相案件」と発言したとされる。国会では野党の追及に対して「記憶にない」を連発。退官すると、すぐにシャープ子会社の非常勤取締役などに就任。安倍首相の「三百代言」を擁護し続けた論功行賞人事などと皮肉られた。

 JBICに柳瀬氏起用の理由を問うと、「日米豪の分野において知見を活用するため。非常勤の契約職員として採用」(報道課)と回答。だが、都合が悪くなると途端に記憶をなくす「まだら認知症」のような人物の知見なんて果たしてアテにできるのか。一緒に仕事をする現場職員だって大変だろう。

 JBICの常勤職員の給与を見ると、マネジメントやマネジャークラスで年間1100万〜1700万円。非常勤・契約はそこまで破格じゃないだろうが、厚遇は間違いない。

 突然、表面化した柳瀬氏の天下り人事。桜疑惑で嘘を重ねて火だるま状態になっている内閣府や消費者庁の職員らに対して、「嘘をつき続けても心配ないよ」――という政権側の“暗黙のメッセージ”だとすれば救い難い話だ。

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