稲田幹事長代行の刺客に れいわ新選組・山本太郎氏「福井殴り込み」か

稲田幹事長代行の刺客に れいわ新選組・山本太郎氏「福井殴り込み」か

関電疑惑で稲田幹事長代行(右)も飛び火、れいわ山本代表は刺客となるか(C)日刊ゲンダイ

自民党の稲田朋美幹事長代行の首筋が寒くなっている。次期衆院選で地盤の福井1区に「れいわ新選組」の山本太郎代表が殴り込みをかける――。そんな観測が地元で広がっているのだ。

 きっかけは15日投開票だった福井市長選。福井市は福井1区の大票田だ。現職の東村新一氏(67)が自公に加え、立憲民主県連と国民民主、社民も相乗りし、4選を果たしたが、問題は「勝ち方」である。

 過去3回の市長選は東村氏は対立候補に2万〜3万票差で圧倒してきたのに、今回は元警察官僚で無所属の新人候補に約6800票差まで迫られたのだ。

「票を減らした要因は、関西電力の贈収賄疑惑です。原発立地地域の福井県高浜町の“ドン”故・森山栄治元助役から役員らが長年にわたり、現金に小判、スーツの仕立券など1億円分以上の金品を受領。その見返りに、森山氏が顧問などを務める地元企業に工事を発注した疑いが今もくすぶっています。長年のデタラメを、原発を推進してきた自民が放置してきたとみられ、保守王国の福井でも逆風が吹いているのです」(地元関係者)

 しかも稲田氏は、森山氏が役員に就いていた関電受注企業2社と関連会社から献金を受け取っていた。かつての後援会長はその関電受注企業のトップだった。その上、関電のほか、多くの電力会社にパーティー券を買ってもらうなどズブズブの関係が明らかになった。

「そこに『れいわ』が目をつけたともっぱらの噂なのです」(前出の地元関係者)

 山本は参院選直後から全国行脚を重ねている。先月19日には福井市を訪問。街頭記者会見で、こう訴えていた。

「原発をやめるには国が判断するしかない。廃炉に投資し、立地地域と雇用などについて話をしていく必要がある」

「大都会に電気を送り続けてきた立地地域に感謝の念を持ち、一刻も早く安全に廃炉にすべきだ」

 関電疑惑が安倍政権の原発推進策にミソをつけ、稲田氏にも飛び火。山本氏は自身の立候補先を明言していないが、永田町の常識にとらわれない政治家である。長期政権に陰りが見える中、稲田氏の刺客となり、福井1区で脱原発を訴えれば勝機は十分。安倍側近の稲田氏を落選させるインパクトは絶大だ。

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