安倍首相に“五輪の呪い” 過去3回とも政権交代のジンクス

安倍首相に“五輪の呪い” 過去3回とも政権交代のジンクス

過去3回とも政権交代(C)日刊ゲンダイ

ゴルフ三昧の“お気楽”な年末年始を過ごした安倍首相。しかし、政界では「年内退陣は避けられないのではないか」の声が上がっている。永田町では「オリンピックが開催された年は、首相が退陣する」というジンクスが定着しているからだ。

 実際、過去に3回、日本国内でオリンピックが開催されたが、いずれの年も政権交代が起きている。前回の「東京五輪」が開かれた1964年は、閉会式の翌日に池田勇人が退陣表明し、「札幌五輪」が開催された1972年には佐藤栄作が退陣、さらに「長野五輪」が行われた1998年も橋本龍太郎が参院選で惨敗して退陣している。

 そのうえ、「子年」は政権が交代しやすい。戦後6回、子年があったが、そのうち5つの年で首相交代劇が起きている。子年は政変の当たり年なのだ。

 それでなくても、安倍内閣は支持率が下落している。20日からスタートする国会では、野党から「桜疑惑」や「カジノ汚職」を徹底追及されるのは確実だ。中東に派遣する自衛隊が攻撃されるリスクも高まっている。もし、自衛隊員に万一のことがあれば、政権は吹き飛ぶ可能性が高い。

 やはり「五輪の呪い」は生きているのか。政治ジャーナリストの泉宏氏はこう言う。

「恐らく、安倍首相は2020年に退陣することを考えているはずです。ただ、退陣するにしても『石破茂にだけは総理のイスは渡さない』と思っているのは間違いない。さらに、レームダック化は避けたい、総理退陣後もキングメーカーとして影響力を残したいという思いもあるはずです。決断を迫られるのは、オリンピックの後でしょう。キングメーカーとして力を残したまま岸田文雄に禅譲できれば、オリンピックの閉会式後に退陣を表明する可能性があります。逆に“安倍1強”に陰りが差し、禅譲する力を失っていたら、イチかバチか、解散・総選挙に打って出てもおかしくない。その時は、自民党が議席を50近く減らし、開票日に安倍首相の退陣表明という事態もあり得ます」

 庶民を苦しめた安倍政権が、ようやく終わるのか。

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