米の新型コロナ拡大「感染9600万人死者48万人」の衝撃試算

米の新型コロナ拡大「感染9600万人死者48万人」の衝撃試算

CDC疾病対策センターを視察したトランプ米大統領(C)ロイター

アメリカでも新型コロナウイルスの感染が急速に広がりはじめている。わずか1日で感染者が100人以上も増え、感染者は400人を突破。ニューヨーク州も「緊急事態宣言」を出した。アメリカも中国のように感染者数が膨れ上がってしまうのか。

 いま、全米を震え上がらせているのが、ネブラスカ大教授のジェームズ・ローラー博士が推定した衝撃的な数字だ。なんと、9600万人が新型コロナウイルスに感染し、48万人が死亡する恐れがあるというのだ。アメリカの人口は約3億2000万人。人口の約3分の1が感染する計算である。

 ネブラスカ大医療センターは、「ダイヤモンド・プリンセス号」で感染したアメリカ人感染者を受け入れ、治療している施設だ。新型コロナの特効薬として期待される治療薬「レムデシビル」の臨床試験も行っている。ローラー教授も感染症の専門医だ。そのローラー教授の試算だけに衝撃が広がっている。

「ローラー教授の試算は、アメリカ病院協会主催のセミナーで“最悪のシナリオ”として紹介されたようです。数字が表に出るとパニックになる恐れがあるので、専門家だけに『いまから準備をすべきだ』と紹介された。それが外に漏れてしまったようです」(国際政治経済学者の浜田和幸氏)

 もし、9600万人も感染したら、アメリカの医療機関はパンクする恐れが強い。それでなくても、米疾病対策センター(CDC)が開発した検査キットに不具合が見つかり、試薬を作り直している状況である。検査も1日2000人程度しか行われていない。日本同様、アメリカも後手後手に回っている。それだけに、この先、一気に感染者が拡大しても不思議ではない。

■大統領選 延期説まで

 感染拡大は大統領選にも影響を与える可能性があるという。

「すでに『トランプ大統領は初期対応に失敗した』という批判が上がっています。もし、感染が拡大したら猛烈な批判となるでしょう。トランプ大統領にとって痛手は、コロナ禍によって株価が下落していることです。好景気が一番のセールスポイントだったのに、吹き飛んでしまいかねない。当然、大統領選にも影響が出るでしょう。ワシントンでは、大統領選の延期説まで取り沙汰されています。選挙は人が集まり、クラスターとなりやすいからです」(浜田和幸氏)

 窮地に立たされたトランプ大統領は、日本に無理難題を押しつけてきかねない。


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