菅長官は真っ青…神奈川県政の“ドン”が「カジノ反対」表明

菅長官は真っ青…神奈川県政の“ドン”が「カジノ反対」表明

梅沢健治氏は「カジノは不要」と明言(2020年3月6日付の神奈川新聞=右、左は菅官房長官)/(C)日刊ゲンダイ

もはや、横浜のカジノ誘致は絶望的なのではないか――。神奈川県政の“ドン”が「カジノ不要論」をブチ上げ、誘致を目指す横浜に衝撃が走っている。

 モノ申したのは、元自民党県連会長で、県議を7期、議長も務めた梅沢健治氏。神奈川県政では知らぬ者がいない“大物”である。“ドン”の一声に、地元選出の菅官房長官も震え上がっているという。

 梅沢氏は、神奈川新聞(3月6日付)のコラムに、〈横浜にカジノは不要〉と見出しを掲げて寄稿。〈私は横浜へのカジノ誘致に反対だ。計画の撤回を求める〉と明言し、〈中央から押し付けられたのなら『いらない』と押し返せ〉と県議会、市議会議員に呼び掛けているのだ。並々ならぬ「カジノ反対」への思いがうかがい知れる。

 梅沢氏は1975年に神奈川県議選に初当選。2003年まで7期連続当選している。01年に党県連会長に就任し、現在は顧問を務める。

 小此木彦三郎元通産相の秘書を務めていた菅氏に「政治のイロハを叩き込んだ」(地元関係者)とされ、「菅さんは梅沢さんの話を聞くときは直立不動」(同)なのだという。ベテラン自民党県議はこう言う。

「梅沢先生が言いたいのは『カジノで経済が潤っても、市民の心は貧しくなる』『経済優先でいいのか』ということでしょう。市民に寄り添ってきた先生らしい意見です。菅長官や黒岩知事はカジノ推進ですが、県議会ではまだ深い議論はしていない。今後どうなるか見通せませんね」

 反対を訴えているのは、県政の“ドン”だけではない。横浜港運協会の会長を務めるもうひとりの“ドン”藤木幸夫氏も「カジノ反対」を公言している。「梅沢先生は藤木さんとも近い間柄」(前出の県議)という。2人の“ドン”が「ノー」を突き付ける現状で、果たして菅氏はカジノ誘致を強行できるのか。

「ただでさえ、地元ではカジノ誘致を進める林市長のリコールの動きが出てきています。そこへ2人の地元重鎮が反対しているわけですから、無理にカジノを誘致するのは困難になったと言えるでしょう」(ジャーナリストの横田一氏)

 今頃、菅氏は真っ青になっているのではないか。

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