小池都知事また蚊帳の外か…「五輪延期」論噴出で安倍首相に泣きつき

小池都知事また蚊帳の外か…「五輪延期」論噴出で安倍首相に泣きつき

マラソン会場変更時も“蚊帳の外”だった(C)日刊ゲンダイ

新型コロナのパンデミックで、国際オリンピック委員会(IOC)や日本の組織委員会からも東京五輪の「延期」論が噴出。いよいよ開催が危うくなってきた。大慌てなのがホストシティーのトップ・小池都知事である。

 小池知事は12日、官邸で安倍首相と面会し、新型コロナ対策で国の財政支援などを要望。本人は「五輪の話題はなかった」と記者団に語ったが、前日に組織委理事の高橋治之氏が「1、2年の開催延期」を口にしたばかりだ。当然、五輪関連で相談があったとみられている。会談後、「中止という選択はない」と顔を引きつらせていたから、よほど気をもんでいるに違いない。

 小池知事は、五輪中止論が浮上するたびに振り回され、右往左往している状態だ。IOCの古参委員が「5月末までに事態が収束しなければ延期も検討」と発言した際も、「委員の個人的見解だ」と、大慌てで否定に走っている。

 とうとう、都の職員からは「小池知事は当事者能力を失っている」との声が上がり始めている。

「五輪延期論を表明した高橋理事の発言は、観測気球との見方がある。IOC古参委員の延期論が注目されたから、日本の組織委としても『延期』を視野に入れていることを示しておこうと考えたのでしょう。高橋理事はIOC委員とも親しい。IOCとも事前に調整していた可能性もあります」(大会関係者)

■マラソン会場変更時も“排除”された

 小池知事が右往左往するのは、開催都市のトップでありながら、“インナー”から外されている可能性があるからだ。

「小池知事は、IOCが東京五輪のマラソン会場を札幌に変更した時も、ただひとり“蚊帳の外”でした。組織委の森会長や安倍首相、橋本聖子五輪相はおろか、都議までも情報を受け取っていたのに、知事だけ何も知らなかった。この時は相当頭にきたのか『北方領土で開催すればいい』と発言し、問題視されました。最終的に二階幹事長に泣きついたとされます」(都政記者)

 政治ジャーナリストの角谷浩一氏はこう言う。

「感染拡大が深刻化しているわけですから、知事は本来、アスリートファーストの視点で、さまざまな可能性を提示すべき。根拠も示さず『中止はあり得ない』の一点張りは無責任です。都知事選を控え、『五輪の旗を振れるのか』と自らの将来を心配し、態度をゴマカしているように見えます」

 “自分ファースト”は許されない。

関連記事(外部サイト)