小池都知事に“学歴詐称”疑惑再燃「卒論なかった」は本当か

小池都知事に“学歴詐称”疑惑再燃「卒論なかった」は本当か

カイロ大の卒業証書の提示を再三拒否(小池都知事)/(C)日刊ゲンダイ

新型コロナ蔓延の影響で東京五輪の開催が危うくなり、小池都知事は壊れたレコードのように「中止はあり得ない」と繰り返している。表情には焦りがにじむが、ここへきて、以前からくすぶる「学歴詐称」疑惑まで再燃しそうな気配だ。

 複数メディアが報じている学歴詐称疑惑とは、小池氏は自著などの経歴に「1976年、エジプトのカイロ大学卒」と記しているが、実際は卒業していなかったのではないか――という内容だ。この問題を12日の都議会予算特別委員会で自民党議員が追及。「(カイロ大を)卒業したのなら、卒論は書いたのか。書いたのならそのテーマは何か」と質問された小池氏は、「卒論という制度は学部、学科によって異なる。私が卒業した文学部社会学科には卒論はなかった」と、ニヤケ顔で答弁していた。

 この答弁に疑義を唱えたのが、カイロ・アメリカン大卒で作家の黒木亮氏だ。ビジネス系ウェブサイト「JBpress」で検証記事を執筆している。黒木氏自身が18年9月17日、カイロ大文学部社会学科を実際に訪問。小池氏が卒業した76年に同学科を卒業した現役教授の発言をこう紹介している。

<カイロ大学文学部社会学科(1学年約150人)では、全員が卒論を書かなくてはなりません。4年生の1年間は卒論を書くためのプロジェクト立案、資料集め、インタビューなどに追われます。私の卒論のテーマは、『職業集団としての猿の調教師』で、分量はアラビア語で80〜90ページでした。他の学生の卒論のテーマは、教育、社会統制、カイロの貧民街、犯罪学というようなものでした>

 黒木氏は教授との面会に、カイロで新聞社のリサーチャーを務めているエジプト人女性に同席してもらい、記録を残しているという。黒木氏は本紙に、「記事に書いたことは全て事実です。18年9月17日の正確な日付を記した教授の『証言メモ』は、今も手元に残してあります」と語った。

 本当に卒論は「なかった」のか。小池事務所は、本紙に「都議会予算特別委員会で答弁したとおり」と回答するのみ。ただ、小池氏はこれまで、都議会でカイロ大の卒業証書などの提示を再三、求められてきたが全て拒否してきた。

 都知事選を控え、そろそろ情報開示してはどうか。

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