与野党の医師議員が“アベノマスクの乱” 政権の愚策に決起

安倍晋三首相の「布マスク2枚配布」に世論激怒 医師議員が“アベノマスクの乱”

記事まとめ

  • 首相の「布マスク2枚配布」に世論は怒り狂い、海外メディアも冷笑交じりで報じた
  • 医師免許を持つ国会議員は、日本医師会をバックに超党派議連を立ち上げた
  • 「医師国会議員の会」は鴨下一郎元環境相、阿部知子議員、小池晃議員ら11人

与野党の医師議員が“アベノマスクの乱” 政権の愚策に決起

与野党の医師議員が“アベノマスクの乱” 政権の愚策に決起

アナクロ政権に世界もア然(C)日刊ゲンダイ

国内で新型コロナウイルスの感染1例目が判明してから約3カ月。いまだに極度の品薄が続くマスクをめぐり、安倍首相が打ち出した「全世帯に布マスク2枚配布」に世論が怒り狂っているのは言うまでもない。海外メディアにも冷笑交じりで報じられる愚策に業を煮やし、永田町でも医師免許を持つ国会議員が決起。日本医師会をバックに超党派議連を立ち上げた。アベノマスクの乱の様相だ。

■日本医師会もバックアップ

 医師免許を持つ衆参両院議員による超党派議連「医師国会議員の会」が3日、国会内で会合を開催。幅広いメンツが集まった。自民党からは代表世話人の鴨下一郎元環境相をはじめとする11人。公明党が2人。立憲民主党は阿部知子衆院議員ら2人、国民民主党は2人、日本維新の会とNHKから国民を守る党はそれぞれ1人。共産党の小池晃参院議員や無所属の桜井充参院議員もメンバー入りしている。

「この1カ月、政府の後手後手対応には本当にイライラしてきた。マスク2枚配布はいわばトドメ。こんな政府には任せていられないと、党派を超えて、1、2日で話がまとまった」(中堅議員)

 日本医師会もこの動きをバックアップ。会合では横倉義武会長が挨拶に立ち、日医の要望が共有された。▼新型コロナ相談外来の公設▼医療従事者の安全を守る防護品の確保▼PCR検査の拡充▼採血で行う抗体検査の実施▼重症患者増大に備えた人口呼吸器の確保――などで、政府のモタモタで医療現場が抱える課題がズラリ並んだ。

 議連に加わった無所属の中島克仁衆院議員はこう言う。

「新型コロナの感染拡大を受け、党派関係なく医師同士で話す機会が増える中、医療現場を知る人間が国会にもいるのですから、政府に対して強い提言をすべきだとまとまった結果です。週末に地元(山梨1区)で外来診療をしている立場からすれば、自分が感染源になる恐怖を当初から感じ、危機感を抱いていた。政府の専門家会議が〈オーバーシュートが起こる前に医療崩壊が起こる〉と提言したのは最大限の警告。それなのに政府の動きは鈍い。布マスク2枚配布はトンチンカンで的外れとしか言いようがありません。世間の空気を読み違えすぎている。与野党の医師が結束し、動かざるを得ない状況なのです」

 この政権に「日本が戦後経験したことのない国難」の対処は無理。衆目の一致するところなのだから、一刻も早く引きずり降ろすしかない。

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