山梨県知事秘書がコロナ便乗で地盤固め 給付金申請の出張アドバイスを打診

山梨県知事秘書がコロナ便乗で地盤固め 給付金申請の出張アドバイスを打診

コロナ便乗の地盤固め(山梨県の長崎幸太郎知事と秘書が出張指導する旨の文書)/(C)日刊ゲンダイ

「持続化給付金」の電子申請の出張アドバイスを請け負います――。山梨県の長崎幸太郎知事の秘書が、そんな“えこひいき”を地元の業界団体に打診していたのだ。

 日刊ゲンダイは今月8日付で山梨県バス協会が加盟事業社に配布した2通の文書を入手した。写真を読めば一目瞭然。長崎氏の後援会事務所の住所と電話番号、さらには秘書の携帯番号まで付記し、電子申請が苦手な人に、秘書が出張指導する旨が記されていた。ご丁寧にも〈費用等の発生は一切ありませんので、申し添えます〉との注意書きまであった。

 異例の優遇策に協会内でも疑問の声があったのだろう。同日付の「再通知」には〈知事の後援会名を表示することは、好ましくないとのご指摘を受けました〉とし、問い合わせ先を変更。山梨県の相談専用ダイヤルが記された。協会の専務理事が説明する。

「連絡をいただいた際は、知事の秘書だと確認が取れていたので“オレオレ”的な話ではなく、素直に厚意と受け止め、告知しました。長崎事務所は他の団体にも同様の支援を打診しているようでしたし、私どもも先月は観光バスが稼働せず、一刻も早く交付を願う気持ちがありましたから。ただ、あらぬ疑いをもたれたら、先方にも迷惑がかかると判断し、問い合わせ先を改めたのです」

 長崎氏の秘書にも真意を聞こうと、何度もケータイを鳴らしたが、一度も出なかった。

 長崎氏は衆院議員時代、山梨2区で保守分裂選挙を繰り返してきたため、決して地盤は強くない。とはいえ、コロナ便乗の支持層固めはあまりにもロコツだ。

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