怒りのSNSが安倍1強政治を粉砕 国民には大きな成功体験

怒りのSNSが安倍1強政治を粉砕 国民には大きな成功体験

国民は完全に目覚めた(C)日刊ゲンダイ

世論に屈して「検察庁法改正案」の強行採決を断念した安倍自民党。それでも、どうしても検察を支配下に置きたい安倍首相は、秋の臨時国会で法案を成立させるつもりだ。自民党と公明党も「束ね法案」となっている「国家公務員法改正案」と一緒に継続審議とすることを決めた。

「安倍首相は、一呼吸置いて秋に審議すれば、検察庁法改正案は成立させられると踏んでいるようです。『どうせ国民はすぐに忘れる』とみているのでしょう。実際、これまで森友事件や加計疑惑、安保法の強行採決で支持率が下がっても、すぐに回復していますからね。それに“束ね法案”となっている公務員の定年を延長する“国家公務員法改正案”は、労組の支援を受けている野党も成立させたい。適当な付帯決議をつければ、成立は難しくないと計算しているのでしょう」(自民党関係者)

 どうやら安倍首相周辺は、「官邸の守護神」である東京高検の黒川弘務検事長を検事総長に就けられなくても、検察の人事を握ることになる「検察庁法改正案」を成立させれば、第2、第3の黒川氏をつくれると考えているらしい。

 しかし、計算通りにいくのかどうか。アベ政治をストップさせたSNS世論は勢いを増しているからだ。採決見送りのニュースが伝えられた18日午前には、早くも「世論が政治を動かした」「ようやくここまできた」「廃案に追い込もう」「もっと声を上げよう」といった投稿があふれかえった。

■「#選挙にいこう」まで登場

 さらに「#選挙にいこう」というハッシュタグまで登場。<野党が弱いから国民が小さな声を上げ続けなければならない><ツイート1つは無視できても、選挙の1票は無視されない!><政治に無関心な私達が、安倍晋三というモンスターを産んだ。モンスターを退治するために#選挙にいこう>などとツイートが相次いでいる。政治評論家の本澤二郎氏が言う。

「今回、SNSが政治を動かした。この成功体験は大きい。国民の多くが声を上げれば政治を変えられると気づいたはず。一度目覚めた国民は、もとに戻らないでしょう。安倍応援団のネトウヨをはね返したことも大きかった。これまでは市民が正論を唱えても、ネトウヨに誹謗中傷され、正論が広がらなかった。でも、今回はネトウヨの妨害に負けなかった。小泉今日子さんなどの有名人も『芸能人は黙ってろ』と難癖をつけられても屈しなかった。もし、安倍自民党が秋に“検察庁法改正案”を成立させようとしたら、国民は黙っていない。もう、成立は難しいでしょう」

 国民が眠ったままだと思ったら、大間違いだ。

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