「ワーケーション」突如推進にチラつく二階幹事長の“利益誘導”と菅官房長官の秋波

菅義偉官房長官「ワーケーション」に意欲 観光族の"ドン"二階幹事長が潤う構図とも

記事まとめ

  • 菅義偉官房長官が「Go TOトラベル」を呼び掛けるとともに、「ワーケーション」に意欲
  • 「ワーケーション」が普及すると、観光族の"ドン"二階幹事長が潤う構図ともいわれる
  • 『ポスト安倍』候補に挙がる菅氏が、二階氏に秋波を送ったのではとも噂されている

「ワーケーション」突如推進にチラつく二階幹事長の“利益誘導”と菅官房長官の秋波

「ワーケーション」突如推進にチラつく二階幹事長の“利益誘導”と菅官房長官の秋波

政府はどうしても国民に旅行させたい(自民党の二階俊博幹事長)/(C)共同通信社

「旅行しながら働け」ってムリな相談だ。菅官房長官が27日、政府の観光戦略実行推進会議で、「Go To トラベル」の活用を再度呼び掛けると同時に、リゾート地などで余暇を楽しみながら旅行先で仕事もする「ワーケーション」推進にも意欲を示した。

 ワーケーション推進に関しては、今年度第1次補正予算で、環境省が30億円を盛り込んではいたが、唐突に菅氏の口から飛び出した聞き慣れない横文字に、SNSは大騒ぎ。〈仕事も遊びも中途半端になる〉〈旅行先に仕事持ち込むとか鬼かよ〉との意見が続出している。

 政府はどうしても国民に旅行させたいようだが、やっぱり今回もチラつくのが観光族の“ドン”こと、自民党の二階幹事長のカゲだ。ワーケーションが普及すると“二階周辺”が潤う構図ができ上がっている。

■地元・和歌山は自称「聖地」

 あまり知られていないが、二階氏の地元・和歌山は「ワーケーションの聖地」(地元関係者)と自称するほど普及に力を入れているのだ。2017年度から、全国のどこよりも早く自治体としてワーケーション推進事業を開始。県の情報政策課は「首都圏の企業誘致や地元活性化のために取り組んでいる。3年間で109社、910人がワーケーション目的で訪問した」と胸を張った。二階氏自身も推進に一役買っている。

「二階さんは今月6日、日本航空の植木義晴会長と党本部で面会。コロナの影響で1日2往復に減便していた『南紀白浜空港―羽田空港』便を、来月1日から1日3往復に増便することを取り付けた。会談後には、報道陣に『県外からの客を迎えられるよう、地元と共に対策する』と豪語。さらに、今月18〜19日の日程で、観光庁長官や日本旅行業協会会長らを引き連れ、県内のワーケーションなどの取り組み状況を視察することまで発表したのです」(地元記者)

 結局、悪天候などにより視察は中止となったが、政府のワーケーション推進は“聖地”にとって願ってもない事業。地元へのロコツな「利益誘導」とみられても仕方あるまい。

「今、政権内では『ポスト安倍』候補に挙がる菅氏が二階氏と近づきつつあるとみられています。菅氏がわざわざ『ワーケーション』推進を口にしたのは、二階氏にさらなる秋波を送ったつもりかもしれません。しかし、感染が拡大する中、どう考えても観光促進はおかしい。中止すべきでしょう」(政治評論家・本澤二郎氏)

 おかしな「横文字」にダマされてはいけない。

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