愛知県で初の100人超え 感染爆発の裏に河村名古屋市長と大村愛知県知事の対立か

愛知県で初の100人超え 感染爆発の裏に河村名古屋市長と大村愛知県知事の対立か

大村愛知県知事(左)と係争中の河村名古屋市長(3月の感染拡大防止プロジェクトチーム設置会見で)/(C)共同通信社

ついに100人超え――。愛知県の新型コロナウイルス感染拡大が止まらない。28日、新たに確認された感染者は過去最多の110人だった。そのうち65人が名古屋市の感染者だという。

「繁華街の錦三でクラスター発生が相次ぎ、同じく繁華街の栄などでも感染が拡大しています。最大の問題は、PCR検査が追いつかないこと。名古屋市では、衛生研究所を中心に1日130件ほどの検査を実施しているとしていますが、この検査数が今の限界らしいのです。そのため、濃厚接触者でも検査まで数日待たされるのが当たり前で、その間にも感染が広がり、感染経路を追えなくなっています」(地元メディア記者)

 検査数が少ないためか、陽性率が高まっていることも気になる。検査数に占める陽性患者の割合は、7月第4週(20〜26日)の1週間平均が31・1%に達した。東京や大阪と比べても圧倒的に高い数値だ。欧米では7%を超えると死者が急増という分析結果もある。

 24日の臨時記者会見で、名古屋市の検査待ちについて聞かれた愛知県の大村秀章知事は「言っていただければ県でいくらでもやる」と話していたが、名古屋市の河村たかし市長とは犬猿の仲だ。連携は一筋縄でいかない。

 昨年、河村市長は「あいちトリエンナーレ2019」の企画展「表現の不自由展・その後」の展示内容などを非難。名古屋市が支払うことになっていた負担金の一部を支払わず、愛知県と係争中だ。

■リコール運動してる場合か

 さらには、「高須クリニック」の高須克弥院長らが大村知事に対するリコール運動を始めると、河村市長は支援を表明して、街頭演説にも参加している。

「8月1日から知事リコールの署名集めをすると言っていますが、そんなことしている場合なのでしょうか。大村知事が検査に協力すると言っているのに、河村市長は意地でも県に要請しようとしない。錦三で感染予防のビラを配りながら市民に『コロナ気をつけてチョー』などと呼びかけていますが、そんなパフォーマンスより、名古屋市の検査崩壊をなんとかして欲しいと事務方は思っています。もっとも、名古屋市の感染者が増えても、全国ニュースなどで矢面に立たされるのは大村知事ですから、内心ではザマアミロと思っているのかもしれません」(市政関係者)

 知事と市長の対立のせいで犠牲になるのは市民、県民だ。

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