バイデン氏が副大統領候補に指名 ハリス女史は米国初の“女性大統領”になるか

バイデン氏が副大統領候補に指名 ハリス女史は米国初の“女性大統領”になるか

注目の的のカマラ・ハリス民主党副大統領候補(C)ロイター

アメリカの大統領選挙(11月3日投票)が大詰めを迎えている。現状はジョー・バイデン候補(民主党)が有利な戦いを展開、“バイデン大統領”誕生の可能性が高まりつつある。

 注目の副大統領候補には下馬評通りカマラ・ハリス女史(上院議員、弁護士の夫がいる)が指名された。正式には8月17〜20日の民主党全国党大会において決定される。

 彼女は55歳、サンフランシスコ地方検事(2004〜11年)を務めたあと、11年にカリフォルニア州司法長官に就任した。16年に黒人女性としては米史上2番目となる上院議員に当選している。

 父親はジャマイカ系、母親はインド人だ。彼女の起用は多様性のアピール、および人種対立の融和に貢献できるだろう。

 77歳と高齢、かつ「2期目は目指さない」とほのめかしているバイデン氏(オバマ政権下の副大統領)にとって、ハリス女史の若さは魅力である。

 それに、24年の大統領選挙ではこれまでの慣例として、バイデン候補がそうだったように、ハリス女史が有力候補(初の女性大統領?)となろう。

 実は副大統領候補は8月初めに発表される予定だった。それが遅れたのは陣営に意見対立(最終段階まで9人の女性候補がいたという)があったことによる。

 副大統領は大統領が死亡、ないしは辞任などで欠けた場合(暗殺されたリンカーン、ケネディ、辞任したニクソン大統領などのケースがある)、憲法の規定により大統領に就任する。

 上院議長を兼ねる。政権内の位置づけ(何をやるか)は不明確だが、万一のときを考えると、重要な役職だ。もともとバイデン候補は「副大統領候補には女性を選ぶ」と明言していた。しかし、絞り込みは難航したようである。ともあれ、弁が立つハリス女史は現職のペンス副大統領と9〜10月のテレビ討論会では互角に張り合えると思う。

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