これが菅新政権の「閣僚名簿」だ 人気取り優先で解散総選挙へシフト

これが菅新政権の「閣僚名簿」だ 人気取り優先で解散総選挙へシフト

神奈川県連所属の(左から)三原じゅん子参院議員、河野太郎防衛相、小泉進次郎環境相(C)日刊ゲンダイ

ポスト安倍を決める自民党総裁選は8日告示。演説会や共同会見が組まれるなど、選挙戦が本格化した。といっても、菅官房長官の圧勝はほぼ確実。党内の関心事は早くも「菅政権」の人事に移っている。早期解散説が浮上し、総選挙向けの人気取り内閣となるのではないか、とみられている。

 安倍首相を辞任に追い込んだ原因のひとつが、内閣支持率の下落だった。

 デタラメ続きの新型コロナウイルス対応に世論が激怒。支持率は30%台にまで落ち込んでいたが、辞意表明を機に反発し、各社の世論調査で20ポイント前後もアップした。自民党の政党支持率もおよそ10ポイント上昇。マサカの“不祝儀相場”に自民党は勢いづき、永田町ではにわかに解散風が吹き始め、「10.25投開票」「11.1投開票」「12.6投開票」といった日程が飛び交っている。

「16日に臨時国会を召集し、その日に首班指名選挙を実施。菅長官を新総理として選出後、組閣するスケジュールが組まれています。いま解散したら勝てるかどうか確認するため、自民党は18日から3日間の日程で独自の選挙区情勢調査を行う予定です。その結果を見て、“菅総理”が解散に打って出るか判断するとみられています」(永田町関係者)

■神奈川県連を重用か

 解散総選挙を前提にすれば、当然「菅政権」を支える閣僚の顔ぶれは人気取りを意識したものになる。

 菅長官の後を継ぎ、政権の要かつスポークスマン役を担う官房長官には河野防衛相(麻生派)、小泉環境相(無派閥)、梶山経産相(無派閥)が浮上。河野氏と小泉氏はともに神奈川県連に所属し、菅長官が「将来の首相候補」と目をかけている。アベ側近の萩生田文科相(細田派)と、加藤厚労相(竹下派)の名前も挙がる。

 与党関係者はこう言う。

「(小泉)進次郎クンは党内きっての人寄せパンダですが、あの能力では官房長官は務まらない。そうでなくても初入閣でバカっぷりが露呈してしまい、とても任せられず、留任が有力。好き嫌いがハッキリしていて、敵味方を峻別する(河野)太郎チャンは菅長官に近いタイプ。適任かもしれない。梶山大臣は安定感があり、菅長官の信頼も厚いので自身の息のかかった総務省を任せる可能性もある」


女性閣僚候補は5人

 欠かせないのが、政権の「目玉」だ。

 菅長官は安倍政権の組閣のたびに「オンナでいいのはいないか」と聞いて回っていたという。アベ路線を継承するのであれば「女性活躍」は外せないところ。大臣就任への意欲を隠さない三原じゅん子参院議員(無派閥)の沖縄・北方担当相としての初入閣が取り沙汰されている。

「米軍普天間飛行場の辺野古移設をめぐり、菅長官と沖縄県は全面対決している。三原も神奈川県連所属で菅長官の言いなり。強硬姿勢を変えないというメッセージも含め、三原に任せる可能性はあると思う」(自民党関係者)

 今回も出馬できなかった野田聖子元総務相(無派閥)、稲田朋美幹事長代行(細田派)、小渕優子元経産相(竹下派)らも浮上。“菅本命”の流れをつくった二階幹事長の子分の入閣も確実だ。

「片山さつき(参院議員)は地方創生相をやったし、次は佐藤ゆかり(衆院議員)か。二階派の推薦名簿トップの平沢勝栄(衆院議員)も法相あたりで待望の初入閣を果たすのではないか。菅長官が最重要課題に掲げるコロナ対応を担う厚労大臣は田村憲久元厚労相(石破派)や武見敬三(参院議員=麻生派)が有力視されています」(前出の自民党関係者)

 人気取りの組閣では、新閣僚が次々にボロを出すのも早いのではないか。

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