菅陣営の推薦人に入閣待望組 二階派の露骨すぎる“猟官運動”

菅陣営の推薦人に入閣待望組 二階派の露骨すぎる“猟官運動”

二階俊博自民党幹事長(C)日刊ゲンダイ

ムキ出しの猟官運動に自民党内もドン引きだ。8日の総裁選告示で明らかになった3候補の推薦人名簿。“本命”の菅陣営には5派閥と谷垣グループ、無派閥の20人が名を連ねたが、党内のヒンシュクを買っているのは二階派だ。

 推薦3人のうち1人は、当選8回の平沢勝栄衆院議員。典型的な「入閣待機組」として、メディアでもしばしば名前が取り沙汰される。

「残りの派閥が大臣経験者や当選4回以下の中堅・若手がメインなのとは対照的です。組閣と党人事の際は『この人をよろしく』的な、いやらしいことはやめておこうという不文律なのに、二階派はやることが露骨すぎる」(自民党関係者)

 水面下で次期総理のイスを狙っていた菅氏とは、早くから裏で手を握っていたという二階幹事長の自負心のなせるワザだろう。

 平沢氏は「小学生だった安倍首相の家庭教師」との経歴がアダとなったのか、7年8カ月の長期政権で一度も大臣の声がかからなかった“熱望組”。悲願のポストを欲しがる子分のため、菅に恩を押し売りし、「大臣のイスをよこせ」と迫る二階のダミ声が聞こえてきそうだ。

「選対本部でも、二階派は偉そうに振る舞っているようです。嫌気が差した最大派閥の細田派は、全体の選対本部とは別に派閥独自の選対を立ち上げました」(前出の自民党関係者)

 既に支援する派閥は分裂状態。内紛必至でも菅氏は二階派をエコひいきするのか。その答えは1週間後に予定される組閣でハッキリする。

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