“金欠ピンチ”のトランプ大統領「名前入りクレカ」で必死の金策作戦

“金欠ピンチ”のトランプ大統領「名前入りクレカ」で必死の金策作戦

猛追するが…(C)ロイター

11月3日の投票日まで残り2カ月を切った米大統領選。政治専門サイト「リアル・クリア・ポリティクス」によると、9日の各種世論調査の平均は、共和党のトランプ米大統領44・4%、民主党のバイデン前副大統領48・8%と、バイデン氏が約4ポイントリード。トランプ大統領が2桁あったポイント差を縮め「猛追」しているが、ナント、肝心の終盤選で金欠に陥っている。

■宣伝費用で散財

 米メディアによると、トランプ陣営は2019年から約12億ドル(約1270億円)を集めていたが、米プロフットボールの年間王者決定戦「スーパーボウル」のCM枠を1000万ドルで買い取るなど、宣伝や運動費用に散財。8月に集めた献金が過去最高の2億1000万ドルに達したものの、大統領選史上最高をたたき出したバイデン陣営の8月分(3億6450万ドル)の6割程度にとどまった。

 カネに困っているのか、トランプ大統領は8日、保有資産を「必要なだけ使う」と明言。資金力が弱いと言われたバイデン陣営に資金面で追い上げられているのだ。国際ジャーナリストの堀田佳男氏がこう言う。

「4年前の大統領選で選挙資金を私財でまかなおうとしたトランプ大統領ですから、資金面で今すぐ困るということはないでしょう。ただ、お金はあればあるほどいい。トランプ陣営から私にも『最低30ドル程度献金してくれれば、トランプ大統領の名前が入ったクレジットカードを差し上げます』という旨の連絡がメールで来ました。資金力があるとはいえ、金策に奔走しているのでしょう」

■無党派層の取り込みが勝利のカギ

 カネ集めに必死なのは、両者の人気が拮抗しているからだ。一体、これから大統領選はどうなるのか。

「世論調査を見る限り、バイデン氏がややリードしているものの、互角だと思います。過去、大統領選は資金力と当選が比例していましたが、前回選挙では資金力で勝るヒラリーさんが敗北。セオリーが崩れました。とはいえ、米有権者の40%に当たる無党派層をどちらが取り込み、激戦州を制するかが勝敗を分けるので、この先、テレビCMも欠かせません。相手陣営の批判CMに対して、CMを打ち返さないと、世論に影響しますからね。ネットで選挙戦を展開できる時代でも、資金力があるに越したことはありません」(堀田佳男氏)

 “金欠”のトランプ大統領にとっては正念場か。


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