岸防衛相は「防衛の初心者」 “ゴッドマザー案件”で初入閣の経緯【菅“スカスカ内閣”大臣を裸にする】

岸防衛相は「防衛の初心者」 “ゴッドマザー案件”で初入閣の経緯【菅“スカスカ内閣”大臣を裸にする】

米有識者からも手腕に疑問符(岸信夫防衛相と智香子夫人)/(C)日刊ゲンダイ

【菅“スカスカ内閣”大臣を裸にする】#1

 岸信夫防衛相(山口2区、参院2回、衆院3回)

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「安全保障分野でほとんど名前を聞いたことがない」(防衛省関係者)という岸氏の入閣は、実兄・安倍前首相の「ファミリー枠だった」との見方が強い。

「信夫氏の入閣を切望したのが、実母の洋子さんでした。洋子さんは“ゴッドマザー”と呼ばれ、安倍政権にも影響力があった。安倍政権が続いていれば、今月、最後の改造を行う予定だった。最後の組閣で弟・信夫氏を入閣させると、洋子さんに約束していた可能性はあります」(官邸事情通)

 ただし、防衛問題についてはほとんど素人だ。米シンクタンク・ヘリテージ財団が16日に開催したオンライン会合では、研究員から「(岸氏が)防衛問題について発信しているのを知らない」「初心者」との指摘が上がった。

■知らないうちに岸家の「養子」に

 安倍晋太郎元外相と洋子さん夫婦の三男として生まれた。長兄は実業家の安倍寛信氏で、次兄は安倍前首相。生後すぐに岸信介元首相の息子夫婦に養子として迎えられた。岸本人が養子だと知ったのは、慶大入学前。戸籍謄本を取得した際に知り、「頭の中が混乱した」と話している。大卒後、住友商事に就職。2004年参院選で初当選。12年に衆院に鞍替えした。

 防衛の素人というだけでなく、中国との軋轢を生む恐れがある。

「岸氏は、中国が『不可分の領土』と主張する台湾と関係が深い。親台派議連『日華議員懇談会』の幹事長も務めている。8月には、故・李登輝元総統の弔問に台北を訪れた。蔡英文現総統とも親交がある。岸氏の防衛相就任に、中国政府は警戒感を募らせています」(在中記者)

■長男が安倍前首相の「後継者」?

 20代の長男・信千世氏はフジテレビの報道局に所属。皇室担当などを務めた。地元・山口では安倍前首相の「後継者」と目されているという。

「安倍家では晋三夫妻に子供がいない。晋三さんの選挙区を継ぐ後継者として、一時、長兄・寛信さんの長男の名が挙がりましたが、本人に政治家になる意思がないそう。一方、信千世さんは否定していない。安倍家の養子となり晋三さんの後を継ぐのではとの声もあります」(地元関係者)

■「カジノ事件」被告とのツーショット写真

 カジノ汚職事件を巡り、贈賄罪で起訴された紺野昌彦被告のSNSに、ニコやかな表情でおさまる2人の写真が投稿されていた。紺野被告は〈お話ししやすい方〉とコメントしていた。

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