横行するスガ友人事 マスコミから異例抜擢“秋田つながり”柿崎明二補佐官の評判

横行するスガ友人事 マスコミから異例抜擢“秋田つながり”柿崎明二補佐官の評判

柿崎明二首相補佐官(C)共同通信社

アベ路線の継承を売りにする菅首相が独自色を出し始めた。29日の閣議で、首相補佐官に共同通信社前論説副委員長の柿崎明二氏(59)を充てる人事を決定。国会議員を経ないマスコミ出身者の補佐官起用は初めて。異例の抜擢だ。柿崎氏は10月1日付で就任し、政策評価や検証を担うという。

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 官房長官時代の菅首相は報道関係者とマメに懇談し、マスコミ人脈が豊富だ。一本釣りされた格好の柿崎氏は、菅首相と同じ秋田県出身。早大第一文学部を卒業後、毎日新聞社を経て1988年に共同通信社入社。政治部、論説委員などを経て19年から論説副委員長を務めた。厚労省の独立行政法人評価委員の臨時委員の経験もある。最近はTBS系「ひるおび!」などに出演。茶の間でもおなじみか。

「柿崎さんの説明によると、野中広務さんに将来有望な政治家を尋ねたところ、若き日の菅総理の名前を挙げたため事務所に出入りするようになったとか。総理が96年に初当選して以来の関係で、故郷が近いことで絆が深まったようです。総理は湯沢市、柿崎さんはお隣の横手市出身。政務三役にはお膝元の神奈川選出議員を引き立て、風よけには秋田。結構な身びいきですよ」(与党関係者)

 柿崎氏はモリカケ桜疑惑から逃げ回る安倍前首相には手厳しいコメントを連発していたが、菅首相については「横浜市議時代、1期で自民党を牛耳り、2期で陰の市長と呼ばれていた」「政局も政策も両方をやっている」などとヨイショしていた。

詐欺事件の犯人と昵懇とのウワサも

 好事魔多しとはよく言うが、柿崎氏をめぐる良からぬウワサが早くも飛び交っている。

 10年ほど前に永田町を騒がせた詐欺事件の犯人と昵懇だったというのだ。問題の人物は山内康一衆院議員の当時の政策秘書で、支援者らから計7000万円をだまし取り、詐欺罪で有罪になった。

「この秘書は〈山内事務所の資金難が深刻〉〈ファンドが投資資金を募っている〉〈悪性ポリープの治療費が必要〉などとウソを並べて大金を詐取。その資金で秘書仲間や官僚、記者らを集めて銀座の高級クラブで豪遊を繰り返していた。そのメンツの中に柿崎さんも含まれていたといいます」(与党関係者)

 ウワサは事実なのか。柿崎氏の携帯電話を2回鳴らし、メッセージも残したが、返答はなかった。

■止まらない立憲のザワつき

 一方、この人事に立憲民主党は戦々恐々だ。

「柿崎さんは枝野代表とも懇意。枝野さんのすべてを知っているようなもので、官邸に情報が筒抜けになってしまうのではないか。この1週間ほど、立憲のザワつきが止まりません」(野党関係者)

 与野党にとって、もろ刃の剣になるかもしれない。

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