井上信治万博・科学技術担当相に求められる調整役…手堅さの裏でスキャンダル懸念【菅“スカスカ内閣”大臣を裸にする】

井上信治万博・科学技術担当相に求められる調整役…手堅さの裏でスキャンダル懸念【菅“スカスカ内閣”大臣を裸にする】

9月27日に訪坂(左から、日本国際博覧会協会の石毛事務総長、井上信治万博相、吉村大阪知事、松井大阪市長)/(C)共同通信社

【菅“スカスカ内閣”大臣を裸にする】#7

 井上信治万博・科学技術担当相(東京25区・衆院6回) 

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 麻生派の待機組として念願の初入閣だが、担当が「大阪万博」というのは想定外。東京生まれのうえ選挙区も東京。「なぜ万博?」には菅首相の深謀遠慮がある。2025年開催予定の大阪万博は、松井一郎大阪市長ら日本維新の会が旗振り。自民党大阪府連と維新は犬猿の仲で、万博相は「調整役」だ。官僚出身で手堅く、適任と判断されたようだ。

「環境副大臣を3回やっています。原発汚染土の中間貯蔵施設を巡る『最後は金目でしょ』発言で批判を浴びた石原伸晃大臣の尻ぬぐいをした。3回目は丸川珠代大臣の初入閣の時で、サポート役として異例の再々任でした」(自民党関係者)

■大病院の次男

 実家は東京・御茶ノ水にある「井上眼科病院グループ」。140年近い歴史があり、現在、兄が理事長・院長を務める。両親(故人)も医者で、幼い頃から自身も医者になるつもりが、中学3年の時「将来、政治家になる」と方向転換。政界入りを目指し、東大法学部↓旧建設省(国交省)の進路を決めた。

 官僚時代に結婚した妻は「カバヤ食品」創業家の令嬢。

 新人議員だった04年、週刊誌を賑わせた。野田聖子衆院議員との「路チュー」がフライデーに報じられたのだ。飲み会後、大ハシャギの先輩・野田が、男性後輩議員に次々ハグし、井上にはブチューとやった。だが、翌年の郵政民営化法案では、当初、反対していたのに、採決で野田を“裏切って”賛成票を投じた。

■開成「永霞会」事務局長

 学習院初等科から開成中学・高校に進学。同校出身の国会議員と中央官庁の官僚による同窓会「永霞会」で事務局長を務める。会長は岸田文雄前自民党政調会長。

「総裁選までは『開成から初の総理大臣を』と盛り上がっていた。だが、岸田さんが失速。今は『ならば、入閣した井上さんだ』という空気になっています」(同窓会関係者)

 穏やかな風貌なのだが、実は永田町では、菅内閣の「スキャンダル予備軍」との見方も。

「パワハラ気質があって秘書がコロコロ代わると言われているのです。最近はそうでもないようですが、過去にパワハラに耐えかね辞めた秘書が複数いて、『大臣になったのを見て、マスコミにしゃべり出す人が出てくるんじゃないか』とささやかれています」(自民党関係者)

 今年2月、「賃金の一部不払いがある」と元秘書が労働基準監督署に申し立て、東京・青梅市の地元事務所が立ち入り調査を受けたと産経新聞に報じられた。事実関係について井上の事務所に問い合わせたが、回答はなかった。

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