自民・甘利氏まさかの逆ギレ!学術会議“フェイク拡散”追及され記者を指さし睨む

甘利明税調会長、日本学術会議と中国の「千人計画」巡る投稿が物議 記者質問に激高も

記事まとめ

  • 日本学術会議元会長の大西隆氏が、「学術会議は千人計画と全く関わりがない」と明言
  • 中国の「千人計画」に、学術会議が「積極的に協力した」のは事実ではないとした
  • 甘利明氏の投稿が「ソース」とされたが、甘利氏は後に投稿を修正、記者に怒る場面も

自民・甘利氏まさかの逆ギレ!学術会議“フェイク拡散”追及され記者を指さし睨む

自民・甘利氏まさかの逆ギレ!学術会議“フェイク拡散”追及され記者を指さし睨む

記者の問いかけにブチ切れ(甘利明自民党税調会長)/(C)日刊ゲンダイ

ツイッターフォロワーに現金を配る実業家・前澤友作氏は「お金配りおじさん」と世間で話題だが、永田町では“フェイク拡散おじさん”が大ひんしゅくだ。自民党甘利明税調会長が目下、焦点となっている日本学術会議をおとしめるトンデモデマをまき散らして大炎上。追及されると釈明するどころか、まさかの逆ギレだ。

  ◇  ◇  ◇

「悪質なデマが流されている」――。15日の野党合同ヒアリングに参加した日本学術会議元会長の大西隆氏は言葉の端々に怒りをにじませながら、そう強調した。大西氏が問題視したのは、中国による科学者の招聘事業「千人計画」に、学術会議が「積極的に協力した」というデマだ。「学術会議は千人計画と全く関わりがない」と明言した上で、「(デマは)訂正されたが、そのまま受け取った方もいるようだ」と続けた。

 大西氏は名指しこそ避けたが、フェイクニュースの発信元として甘利氏を念頭に置いていたのは明らか。事の発端は、甘利氏の公式ブログだった。8月、学術会議が千人計画に〈積極的に協力している〉と投稿。中国の軍事研究への協力までにおわせた。

 学術会議の新会員候補6人問題が発覚後、甘利氏のブログを「ソース」にした投稿がSNS上で拡散。「全くのデマだ」と騒ぎになると、甘利氏は12日昼すぎ、ブログを〈間接的に協力しているように映ります〉とこっそり書き換えた。同日夜に更新した最新のブログでは、〈「積極的に協力」と云う表現が適切でないとしたら「間接的に協力していることになりはしないか」と改めさせて頂きます〉などと書いている。

■「無責任!」と激高

 この間、甘利氏の主張は「(学術会議は千人計画に)協力している」→「協力しているように映る」→「協力していることになるのでは?」とガラリと変遷。変節の理由をキチンと説明すべきだが、甘利氏にはそんなそぶりはみじんもない。14日午後、報道陣の前に姿を現すと記者にデマ投稿について問われた甘利氏は、「あなた(12日夜更新の)最新のブログ読んだんですか?」と逆質問に及んだ。

「最新のものはまだ……」との記者の返答に、ココぞとばかりに「読んでから言って下さい! 無責任じゃないですか!」と激高したのだ。

 記者を威嚇するように指さし、睨みつける――。御年71歳、「あまり」にも大人げない対応は、14日のフジテレビ系「ライブニュース イット」でバッチリ放送された。

「口利きワイロ」疑惑の説明もしていない

 フェイク拡散を止めるためにも進んで釈明すべきなのに、「ブログを読め!」とはどの口が言うのか。

 同じセリフを全国民に向けて吐くのなら、それこそ「無責任」のそしりは免れまい。

「甘利氏の正体は2016年に発覚した“口利きワイロ”疑惑で明らかになりました。千葉の建設会社から口利きの依頼があり、その見返りとして大臣室で現金を受け取った重大な疑惑でした。当時、甘利氏は経済再生相を辞任しましたが、その後は『睡眠障害』を理由に雲隠れ。長期間、国会を休み、マスコミの追及からも逃げ続けました。結局、今なお説明責任は果たされていません。今回の記者に対する激高は、ゴマカしたい気持ちの表れ。また逃げる気なのでしょう」(政治評論家・本澤二郎氏)

 あらゆる説明責任から逃げるのなら、もはや議員バッジをつけている資格はあるまい。この際、「睡眠障害」の治療に専念してはどうか。 


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