トランプ敗北確実で引きこもり…徹底抗戦も勝ち目なく「次の一手」すら打てず

ドナルド・トランプ大統領、バイデン陣営"不正"証拠集める電話開設しイタズラ電話殺到

記事まとめ

  • 米大統領選で敗北確実となったトランプ米大統領の「引きこもり生活」が続いている
  • 訴訟を起こしても証拠不十分で棄却され、証拠を集めようとしたらイタズラされたという
  • トランプ大統領は、逮捕、訴追を恐れ、国外逃亡するとの怪情報まで出ている

トランプ敗北確実で引きこもり…徹底抗戦も勝ち目なく「次の一手」すら打てず

トランプ敗北確実で引きこもり…徹底抗戦も勝ち目なく「次の一手」すら打てず

諦めモード?(トランプ米大統領)/(C)ロイター

敗北確実となったトランプ米大統領の「引きこもり生活」が続いている。

 先週末に2日連続でゴルフを堪能して以降、ホワイトハウスにこもりきりだ。「最高裁まで争う」と気炎を上げた“不正選挙”を巡る訴訟も、証拠不十分でことごとく棄却された。それでも敗北を受け入れる様子はサラサラないが、これから何を仕掛けるつもりなのか。

 是が非でも負けられないトランプ陣営は、バイデン陣営の“不正”の証拠を集めるためにホットラインを開設。ところが、証拠を集めるどころか、イタズラ電話が鳴りやまないという。番号を新しくしても、ツイッター上は〈いいか、新しい番号には電話するなよ。もう一回言うけど、新しい電話番号(800)895-4152には電話するなよ〉――と、さながら米国版「ダチョウ倶楽部」の様相を呈している。

■カムバックはほぼ不可能

 訴訟を起こしても証拠不十分で棄却され、証拠を集めようとしたらイタズラされ、もはや、トランプ勝利は絶望的。任期終了まで残り2カ月だが、今後どうするつもりなのか。国際ジャーナリストの春名幹男氏がこう言う。

「本人は徹底抗戦するつもりでしょう。しかし、法的に勝ち目がないため、内輪では『俺の勝ちだ』とは、言いふらしていないようです。票数が正式に決まるまでは表に出てこないのではないか。本当に自信があるなら、公の場に出てくるはずですからね」

 トランプが恐れているのは、退任後に訴追される可能性だ。逮捕、訴追を恐れ、国外逃亡するとの怪情報まで出ている。

「トランプ氏としては監獄行きを逃れるため、免責して欲しい。共和党重鎮で上院トップのマコネル院内総務が、トランプ氏の徹底抗戦の支持を明確にしています。マコネル氏とバイデン氏との仲は決して悪くないので、大統領選の収拾策を交渉する意図があるのではないか。とはいえ、バイデン氏が交渉に乗り出すとは考えにくい。トランプ氏にはこれから『訴追』『破産』の可能性が待ち受けています。側近も離れていくので、さすがに2024年の次期大統領選へのカムバックはほぼ不可能です。バイデン政権が共和党をまとめ上げる実力を見せたら、トランプ人気は過去のものとなるでしょう」(春名幹男氏)

 不動産王、名物司会者、大統領と、いろんな肩書を経てきたトランプ。次はどうなるか。

トランプ悪あがきにバイデン「恥ずべきことだ」

 ポンペオ米国務長官は10日の記者会見で「トランプ政権は2期目に円滑に移行するだろう」とトランプ政権の継続を強調した。さらに「合法でない票は数えるべきではない」と訴え、大統領選挙の結果はまだ出ていないとして、民主党のバイデン前副大統領の勝利を認めなかった。

 一方、大統領選での勝利を確実にしたバイデンは同日、トランプが敗北を認めないことについて「恥ずべきことだ」と語った。その上で、トランプの敗北拒否は政権移行の支障にはならないとの認識を示した。また、米メディアは同日、大統領選と同時に行われた下院選で、野党民主党が過半数の218議席を獲得し、多数党を維持したと伝えた。ただ、人事承認や外交で権限を持つ上院は、与党共和党が過半数を死守する可能性が高まっている。

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