菅首相、北朝鮮を強く非難=ミサイル変則軌道に懸念

菅首相、北朝鮮を強く非難=ミサイル変則軌道に懸念

北朝鮮の弾道ミサイル発射を受け、記者団の質問に答える菅義偉首相=15日午後、首相官邸

 菅義偉首相は15日、北朝鮮が日本海に向けて弾道ミサイル2発を発射したことを受け、「国連安全保障理事会決議に違反しており、強く非難する」と表明した。首相官邸で記者団の質問に答えた。政府は自衛隊などによる警戒監視を強め、北朝鮮に対して北京の外交ルートを通じて厳重に抗議した。その後、低高度の変則軌道で日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したとの推定に至り、懸念を深めている。

 首相は発射を受け、関係省庁に(1)情報収集・分析に全力を挙げ、国民への迅速・的確な情報提供を行う(2)航空機・船舶などの安全確認を徹底する(3)不測の事態に備え、万全の態勢を取る―ことを指示。記者団には「米国や韓国をはじめ関係国と緊密に連携し、国民の命と平和な暮らしを断固として守り抜く」と述べた。

 この後、関係閣僚を官邸に集めて国家安全保障会議(NSC)を開き、対応を協議した。防衛省・自衛隊は、迎撃しにくい変則軌道である点を重視。岸信夫防衛相は記者団に、ミサイルの飛行距離は約750キロとみられることなど分析内容を公表し、「北朝鮮がさまざまな発射能力の強化を進める中、われわれもミサイル防衛を進めていく」と述べた。 【時事通信社】