はや決選投票の見方=4候補、主張に大差なく―立民代表選

はや決選投票の見方=4候補、主張に大差なく―立民代表選

立憲民主党代表選の共同記者会見に臨む、(手前から)逢坂誠二元首相補佐官、小川淳也元総務政務官、泉健太政調会長、西村智奈美元厚生労働副大臣=19日、東京・永田町

 立憲民主党の枝野幸男前代表の後継を決める代表選は、逢坂誠二元首相補佐官(62)、小川淳也元総務政務官(50)、泉健太政調会長(47)、西村智奈美元厚生労働副大臣(54)の4氏による争いとなった。どの候補も1回目の投票で過半数を得るのは困難とみられ、決選投票にもつれ込むとの見方が強い。

 「4人も候補が出たから、結果が全く読めなくなった」。党ベテランは本命不在の代表選に頭を抱えた。

 4陣営の推薦人合計は90人で、候補者本人を含むと党所属国会議員(140人)の7割近くの支持動向が判明したことになる。残る国会議員の「浮動票」は約3割しかなく、選挙戦は全ポイントの半数に上る地方議員や党員・サポーター票の動向に左右されそうだ。

 出馬に当たり4候補が提出した推薦人名簿を見ると、主な党内グループが各候補に分散された。逢坂氏の推薦人は、所属する党内最大勢力でリベラル系の「サンクチュアリ」がほとんどを占めた。小川氏は野田佳彦元首相の「花斉会」や江田憲司代表代行に近い議員が目立つ。

 泉氏は主宰する「新政権研究会」に加え、泉氏支持を表明した小沢一郎氏のグループ、旧立民出身者らが名を連ねた。西村氏は所属する菅直人元首相の「国のかたち研究会」や女性議員が中心だ。

 ◇分裂懸念も

 一方、4候補の掲げる政策や目指す路線は衆院選直後ということもあり、大きな違いは見当たらない。各陣営とも「選挙公約と大きく違えば信頼を失う」と説明する。焦点となる来夏の参院選での共産党との選挙協力についても、4候補とも32ある改選数1の1人区での一本化が必要とした。

 ただ、昨年9月の旧立民と旧国民民主党による合流で、党内にはリベラル系と保守系が混在する。代表選で路線の違いが顕在化する恐れもあり、党内には「代表選を党分裂のきっかけにするべきではない」(中堅)と懸念する声もある。 【時事通信社】