立民代表選、党員票焦点に=4候補が働き掛け強化

 立憲民主党代表選(30日投開票)では、全体の半数を占める地方議員、党員・サポーター票の行方が焦点となる。国会議員は、7割近くが4候補それぞれの推薦人となるなど、支持動向が判明しているためだ。各陣営は、勝敗のカギを握る「地方」に照準を絞り、働き掛けを強めている。

 代表選はポイント制で、計572ポイントを争う。国会議員(140人)には1人2ポイント、来年夏の参院選公認候補予定者(6人)には1人1ポイントを付与。加えて、地方議員と党員・サポーターにも、それぞれ計143ポイントが割り振られる。

 逢坂誠二、小川淳也、泉健太、西村智奈美の各氏の推薦人には計90人が名を連ね、候補者本人を含め94人分、計188ポイントの投票先が既に固まった。党中堅は「重要なのは地方票だ」と指摘。今後、地方議員と党員・サポーターの計286ポイントをめぐる争奪戦が激化する見通しだ。

 逢坂氏は20日、東京都内で記者団に対し、党員・サポーター票の獲得に向け、「インターネット交流サイト(SNS)の発信がカギになる」と強調。自身を支持する地方議員を通じ、党員らに支持を呼び掛ける考えも示した。

 小川氏の陣営は発信力強化のため、有志によるSNSチームを設置。関係者は「地方対策で電話も活用している」と語る。

 泉氏の陣営も支持拡大に奔走。20日は、泉氏自身が地方組織の関係者に直接電話し、「ぜひ力を貸してほしい」と協力を要請した。

 西村氏の陣営は、地方議員らに電話やメールで支持を求めている。

 4候補はまた、党主催のオンライン討論会にそろって出席。自らの政治姿勢などを党員らにアピールした。

 ただ、各陣営とも代表選の経験が十分ではなく、地方対策は手探りの状態だ。関係者の一人は「全体の党員名簿が共有されず、アプローチする方法がない」と漏らした。 【時事通信社】