厚労前統括官、国会招致へ=統計不正、与党受け入れ−19年度予算案、攻防が本格化

厚労前統括官を国会招致へ

 厚生労働省の統計不正問題をめぐり、衆院予算委員会は7日の理事懇談会で、更迭された同省の大西康之前政策統括官らの参考人招致を決めた。与党は「現職ではない」として野党の要求を拒んできたが、2019年度予算案を8日から審議入りさせるため、やむを得ないと判断した。「参考人隠し」との批判をかわす狙いもあるとみられる。

 これを受け、与野党は19年度予算案について、安倍晋三首相と全閣僚が出席して8、12、13の3日間の日程で基本的質疑を行い、実質審議入りすることで合意。4月の統一地方選や夏の参院選を控え、今後、与野党の攻防が本格化する。

 野党は統計担当の大西氏のほか、厚労省が原因究明に向けて設けた特別監察委員会の樋口美雄委員長、総務省統計委員会の西村清彦委員長についても参考人招致を要求。認められなければ予算審議に応じない姿勢を示していた。

 与党はこのうち、大西、西村両氏の招致は受け入れた。樋口氏については「特別監察委の調査が進行中だ」として、呼んだ場合でも統計不正問題に関する質問には応じられないとした。衆院予算委は8日から大西氏を招致する。 【時事通信社】