小池都知事との連携に否定的=民進・枝野氏インタビュー

民進・枝野幸男氏、小池都知事との連携に否定的「安倍晋三首相、自民党と戦う前哨戦」

記事まとめ

  • 民進党代表選に出馬を表明している枝野幸男氏が、時事通信社のインタビューに応じた
  • 枝野氏は「今回は安倍晋三首相、自民党と戦う前哨戦だ」と出馬を決めた理由を語った
  • 枝野氏は小池百合子都知事との連携に否定的な考えを示し、対抗馬の前原誠司氏にも言及

小池都知事との連携に否定的=民進・枝野氏インタビュー

小池都知事との連携に否定的=民進・枝野氏インタビュー

インタビューに答える民進党の枝野幸男元官房長官=11日、東京・永田町の衆院議員会館

 9月の民進党代表選に出馬を表明している枝野幸男元官房長官は時事通信社のインタビューに応じ、小池百合子東京都知事との連携に否定的な考えを示した。主なやりとりは次の通り。
 −出馬を決めた理由は。
 今回は安倍晋三首相、自民党と戦う前哨戦だ。民進党が政権の担い手たり得るかどうかを示す、自民党との違いをいかにクリアにできるかだ。
 −どんな旗を立てるか。
 多様性を認め合い、困ったときに寄り添い、お互いに支え合う社会。自由競争や自己責任だけではうまくいかないときのために政治がある。安倍首相や自民党との違いとして強く打ち出したい。法の支配、立憲主義という根幹が崩れている。ここも徹底的に戦わなければならない。
 −首相が進める憲法改正への対応は。
 今のままで自衛隊を明記したら立憲主義の破壊という、わが党の綱領に照らしても絶対に許されないことを追認することになる。断固として戦う。
 −次期衆院選に向け候補者調整を行うとした4野党合意への評価は。
 (合意には)一貫して「できる限り」という言葉を使っている。わが党の支持者や応援団が離れ、票も減らし、わが党の体力が弱まるのでは元も子もない。われわれが単独過半数を目指す上で、マイナスにならない範囲では余地がある。
 −合意は引き継ぐか。
 政党間の約束を守れずに国民の信頼を得られるわけはないので、前提となる大きな政治状況の変化がなければ(引き継ぐ)。
 −小池知事との連携は。
 小池氏は(自民党議員として賛成した)特定秘密保護法などで私たちと立場が違う。安保法制は間違いでした、特定秘密保護法は間違いでした、アベノミクスは間違いでした、と言ってもらわないと(連携の)前提が整わない。
 −対抗馬の前原誠司元外相については。
 非常に優秀で思い切りが良い。常に一目も二目も置いてきた仲間だ。
 −「保守」対「リベラル」の対決構図とみられているが。
 多様性、寛容、社会的な支え合い。一般にこれを「リベラル」と言う人もいるが、かつての自民党がやっていた政策だ。今の自民党は「保守」ではなく「右翼」だ。右翼に対して、保守的なリベラルが対抗軸だ。
 −代表選が党分裂につながるとの危惧も。
 富士山を山梨県側、静岡県側から見て描くのか、どちらから見た絵の方が、自民党の描く富士山よりもきれいかという話だと思っている。「挙党態勢だ」とみんなが受け止め納得できる執行部人事でスタートしないと(その後の党運営は)なかなか大変だ。