桜を見る会の名簿データ「完全消去」=政府、1月にシステム更新

 首相主催の「桜を見る会」をめぐり、政府は今年の招待者名簿の電子データを既に削除し、復元もできないと説明している。情報漏えいを防ぐ新システムの導入で、個別端末にデータが保存されなくなったほか、バックアップのための予備データも自動的に削除されるためだ。

 「内閣府のシステムを運用している事業者によれば復元は不可能だ」。菅義偉官房長官は3日の記者会見で重ねて強調した。

 内閣府は2日の参院予算委員会理事懇談会で、今年1月のシステム更新に伴い、データを個別端末ではなくサーバーで一括管理する「シンクライアント」方式に切り替えたと説明。個別端末からの情報漏えい防止が目的で、1週間ごとに記録する予備データも、最大8週間の保存期間が過ぎれば消去される仕組みという。

 自衛隊の日報問題などでは、政府が「存在しない」としたデータが、個別端末から見つかった。新システムでは、こうした可能性はなくなることになる。 【時事通信社】