「桜」名簿の存否調査せず=不適切扱い、民主党政権でも―菅官房長官

「桜」名簿の存否調査せず=不適切扱い、民主党政権でも―菅官房長官

記者会見する菅義偉官房長官=14日午前、首相官邸

 菅義偉官房長官は14日午後の記者会見で、これまで廃棄したと説明してきた首相主催の「桜を見る会」の招待者名簿の再調査について「既に廃棄しており、考えていない」と明言した。同日午前の会見では再調査に入ったと取れる説明をしていた。

 招待者名簿をめぐっては、2013〜17年度分を行政文書ファイル管理簿に記載せず、廃棄も記録していなかったことが明らかになっている。これを受け、同日午前の会見で名簿の存否を調査するか問われ、菅氏は「対応している」と2回説明した。

 午後の会見では、この説明について「調査していると言ったとしか理解できない」とただされたが、菅氏は明確な回答をしなかった。

 一方、招待者名簿を管理簿に記載しなかった理由について、菅氏は民主党政権下で東日本大震災などを理由に実施されなかった11、12年度分も記載していなかったと説明。「その取り扱いが前例として漫然と引き継がれてきた」と語った。

 菅氏はまた、政府が国会に昨年提出した推薦者名簿について、一部で部局名を隠す加工をしていたことを認め、「不適切」と述べた。 【時事通信社】