国家公務員法の見直し検討=安倍首相、世耕氏発言に理解

国家公務員法の見直し検討も

 安倍晋三首相は21日、自民党の世耕弘成参院幹事長が国家公務員の定年を65歳に引き上げる国家公務員法改正案の再考を求めたことについて、「そういうことも含めてしっかり検討していく必要がある」と述べ、理解を示した。首相官邸で記者団の質問に答えた。

 政府は同改正案を検察庁法改正案などと一本化して提出したが、今国会成立を断念。秋の臨時国会で一括して成立を目指す構えを崩していなかったが、首相が見直しに言及したことで流動的になってきた。支持団体である官公労の意向を背景に、検察庁法改正案を分離して国家公務員法改正案の成立を求める立憲民主党などが反発しそうだ。

 首相は「公務員全体の定年延長を含む制度改革に当たっては、国民の意見に耳を傾けることが不可欠だ」と指摘。自ら世耕氏の発言に言及し、「社会的な状況も大変厳しい。法案を作ったときと状況が違っているのではないかという考え方を述べたものだ」と語った。 【時事通信社】