デジタル通貨の調査結果公表=欧州中銀、数週間内に―ラガルド総裁

 【フランクフルト時事】欧州中央銀行(ECB)のラガルド総裁は10日、中央銀行によるデジタル通貨発行に関する調査結果について、数週間内に公表すると明らかにした。新型コロナウイルス流行をきっかけに経済のデジタル化が加速する中、ドルに次ぐ主要通貨ユーロの「番人」であるECBの動向は、各中銀に大きな影響を与えそうだ。

 ラガルド総裁は講演で、「デジタルユーロ導入の利点やリスク、運用上の課題を調査している」と説明。調査結果の公表後には、広く一般から意見聴取する方針を示した。

 ECBは日銀との共同研究「プロジェクト・ステラ」を2016年に開始し、デジタル通貨の基盤技術であるブロックチェーン(分散型台帳)を使った決済システムに関する報告書をまとめている。

 中国は「デジタル人民元」の導入に向け最終段階に入っているほか、民間企業では米フェイスブックがデジタル通貨「リブラ」の実用化を目指している。 【時事通信社】