菅内閣が発足=規制改革「政権ど真ん中に」―感染阻止と経済両立

菅内閣が発足=規制改革「政権ど真ん中に」―感染阻止と経済両立

菅内閣 感染阻止と経済両立

菅内閣が発足=規制改革「政権ど真ん中に」―感染阻止と経済両立

記念撮影に臨む菅義偉首相(前列中央)と新閣僚ら=16日夜、首相官邸

 自民党菅義偉総裁(71)は16日召集の臨時国会で、第99代首相に指名された。この後、皇居での首相親任式と閣僚認証式を経て、自民、公明両党連立による菅内閣が発足した。菅首相は同日夜、首相官邸で就任記者会見に臨み、「国民のために働く内閣」を目指すと宣言。「規制改革を政権のど真ん中に置く」と述べ、国民目線の改革に全力を挙げる考えを示した。

 首相交代は7年9カ月ぶり。派閥に属さず、世襲議員でもない首相は自民党政権で事実上初めて。

 菅首相は会見で、世界的にも高額とされる携帯電話料金などを挙げながら、「世の中には国民感覚からかけ離れた『当たり前でないこと』が残っている」と指摘。「それらを見逃さず、現場の声に耳を傾け、大胆に実行していく」と述べ、行政の縦割りや前例主義の打破を訴えた。

 国民の声を集めるため、「縦割り110番」(仮称)を創設するアイデアも提起。同時に党総裁選で訴えたデジタル庁の創設や不妊治療への保険適用も着実に実行に移す考えを示した。

 一方、菅首相はアベノミクスを含め、「安倍政権の取り組みを継承し、前に進めていくのが使命だ」と表明。北朝鮮による日本人拉致問題を挙げ、「政権の最重要課題だ。不退転の決意で自らが先頭に立って取り組んでいきたい」と語った。

 また、「新型コロナウイルス対策が最優先課題だ」として、感染拡大阻止と社会・経済活動の両立に注力する考えを強調した。 【時事通信社】