早朝から執務、「菅流」貫く=和泉補佐官が面会最多―首相就任1カ月

早朝から執務、「菅流」貫く=和泉補佐官が面会最多―首相就任1カ月

内閣発足から1カ月を迎え、記者団の質問に答える菅義偉首相=16日午前、首相官邸

 菅義偉首相は16日、就任から1カ月を迎えた。早朝から仕事モードを全開させ、土日も休まない「菅流」を継続。「首相動静」によれば、首相との面会回数が最も多いのは和泉洋人首相補佐官の19回で、2位は北村滋国家安全保障局長の18回。旧内務省系省庁出身の2人が内政・外交のキーマンとして首相を支えていることをうかがわせた。

 朝型・休日返上の働き方は官房長官時代から。午前6時40分ごろに東京・赤坂の衆院議員宿舎から出勤。首相官邸の敷地内を散歩した後、秘書官や民間人と朝食をともにしながら打ち合わせや意見交換をこなし、衆院議員会館の事務所に入るのが朝の流れだ。

 就任以来、70人以上の民間人と面会を重ねた。このうち、高橋洋一嘉悦大教授らを内閣官房参与に起用。小西美術工藝社のデービッド・アトキンソン社長を新設した「成長戦略会議」民間議員に充て、名実ともに首相のブレーンとした。

 一方、面会最多の和泉氏は首相の「懐刀」。首相の選挙区、横浜市出身の元建設官僚で、国土強靱(きょうじん)化、地方創生、健康・医療や科学技術など幅広い政策を受け持つ。厚生労働省の女性官僚との不倫疑惑も報じられたが、首相は一貫して擁護していた。

 北村氏は元警察官僚。安倍政権で内閣情報官を経て外交・安全保障政策を担当する現ポストに就任した。外務省の秋葉剛男事務次官とは13回面会。前政権では経済産業省出身の「官邸官僚」が外交で影響力を強めていたが、首相は外務省との関係を重視しているようだ。

 共同通信出身の柿崎明二首相補佐官とは1日の辞令交付後、2回会食した。政権内からは「安倍政権を批判してきた柿崎氏を起用したのは信じられない」との声もある。 【時事通信社】