結束確認の「箱弁当」は自粛=自民各派が今年初会合

結束確認の「箱弁当」は自粛=自民各派が今年初会合

東京・永田町の自民党本部(資料写真)

 自民党内の4派閥が14日昼、東京都内で会合を開き、年末年始で休止していた活動を再開した。毎週木曜日の定例会合で所属議員がそろって弁当を食べ、結束を確認するのが各派の「伝統」だが、新型コロナウイルスの感染拡大で緊急事態宣言が出され、会食自粛が叫ばれる中とあって、いずれの派閥もメンバーが集まっての昼食は控えた。

 竹下派は手狭な派閥事務所から党本部の広めの部屋に場所を移し、「例会」を開催。同じ弁当を食べて連帯を確認する様子から、かつては「一致結束、箱弁当」とも評された同派だが、この日は「批判を受けかねない」(幹部)と缶入りのお茶しか振る舞われなかった。所属議員からは「弁当が一番の楽しみなのに」とぼやきも漏れた。

 岸田派の「在京議員懇談会」も飲み物のみ。岸田文雄会長は「国民に自粛を願うなら、議員が範を示さなければ」と語った。ただ、食事なしのせいか、集まったのは約15人。約20人は議員会館などからオンラインで参加した。

 一方、二階、石原両派は所属議員がそろっての食事は控えつつ、持ち帰り用の弁当を用意。二階俊博幹事長は「今年は選挙だ。靴底がすり減るぐらい歩け」と所属議員に檄(げき)を飛ばした。細田派など残る3派閥も来週以降、「3密」回避の工夫を施しながら今年の活動をスタートさせる。 【時事通信社】