反安倍へ猪突猛進の小泉父子

反安倍へ猪突猛進の小泉父子

(提供:週刊実話)

野党。とりわけ、立憲民主党関係者はこう鼻で笑う。
「5月の党首討論がいい例です。枝野幸男代表の持ち時間19分で6分半を質問し、安倍首相は残り12分半を意味のないペーパーをダラダラ読んで時間稼ぎ。こんな党首討論は意味がない。進次郎改革は野党も巻き込んで100人規模で本格的改革をぶち上げているが、中身はゼロ。数の力で負ける野党の意見を吸い上げる手法でなければ、本当の党首討論はできない。ペーパーレスIT化も、数に物を言わせる安倍政権の方針ではボタン1つで次から次へと強硬採決するに決まっている。安倍一強に手を貸すような進次郎改革案は改悪以外の何物でもない」

 要は、自民党と野党第一党の立憲民主党から「ボロクソ」なのだ。来夏には参院選を控え、「入管法改革」で激突した与野党対立は激しさを増す。野党とて自民の国会運営に反発を強め、自民の進次郎氏に協力できないとなる。年明け通常国会でも「進次郎国会改革」の先行きは真っ暗なのだ。

 一見、国会改革が進まないのは野党のせいと受け取れるが、進次郎シンパは違う見方をする。
「安倍内閣は政権維持のため、強引な国会運営を続けている。裏を返せば、立憲民主党など野党の猛反発で、進次郎氏は動けない。結果、国会改革もストップしているのが現状です。進次郎氏は農協改革、子ども保険同様、何もできず『看板倒れの進次郎』となる。安倍首相が後継者として期待しているのは、加藤勝信総務会長と稲田朋美総裁特別補佐です。進次郎氏が看板倒れでフェードアウトするのは好都合なのです」

 2016年の農林部会長時、進次郎氏は農協改革に挑んだ。全農資材購買事業撤退、全国地域農協は金融部門を事実上分離などの大改革案をまとめた。しかし、全農が「進次郎案なら自民党の選挙応援はやめる」と最後通牒を農水族に突き付け、農協改革案は土壇場で骨抜きとなった。

 また、進次郎提案の幼児教育無償化の「子ども保険」もネーミングや財源が不適切と猛批判された。国会改革案でも実績ゼロならば、「狼男の進次郎」になってしまうのだ。

 そんな中、小泉元首相が安倍首相に大激怒し、動いた。12月12日、安倍政権の“天敵”朝日新聞のインタビューで安倍改憲論に触れ、〈野党が協力しないで改憲はできない。やれることをやらないで、やれないことをやろうとしている。判断力が悪い〉とその手法を猛批判しているのだ。

 「橋下徹前大阪市長は大阪万博決定を“本気を出した安倍政権の力はすごかった”と官邸パワーをべた褒め。小泉元首相は、国会改革も原発ゼロも官邸が本気なら実現可能なことを知り尽くしているのです。今回の朝日新聞紙上での発言は、進次郎氏を陰険に追い詰める安倍首相に対する意趣返し。小泉元首相が幹事長、官房長官に安倍さんを引き上げたからいまのポジションがあるという思いがあるかも。北方4島問題でも『4島は日本の領土と、帰属を明確にしろ。ロシアの不法占拠の主張を変えてはダメ』と安倍軟弱外交を見下しています。’19年、このトーンで安倍批判を強めていくと、安倍政権は統一地方選、参院選で大ダメージだ」(政治担当記者)

 一方、進次郎氏側近議員はこう指摘する。
「進次郎氏の代議士歴はまだ9年。役者で例えるなら、進次郎氏は天才子役。だが、今のままでは『天才政治子役がいた』で終わってしまう。実績が欲しい。反安倍で動く時が来た!」

 来年の干支は猪。進次郎氏が親子で反安倍へ「猪突猛進」するなら、政権瓦解の危険度はMAXとなる。

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