二階俊博幹事長、小池百合子都知事「東京カジノ誘致」密約説

二階俊博幹事長、小池百合子都知事「東京カジノ誘致」密約説

(提供:週刊実話)

最近、永田町では自民党の二階俊博幹事長と小池百合子都知事の一挙手一投足に注目が集まっている。自民党内で猛反対がいくらあろうと、来年の東京都知事選へ向け「小池再選」の密談を繰り返しているからだ。

 それだけではない。小池氏は安倍首相にも急接近しているのだ。まず、その手土産は東京カジノ誘致。安倍首相がゴマをするトランプ大統領の最強支援者が東京カジノを切望しており、二階氏と小池氏はタッグで猛チャージをかけているともっぱらだ。

 9月26日午後、東京・永田町の自民党本部に滑り込んだ1台の車。そこから降り立ったのは薄水色のツーピースに身をまとった小池都知事だった。都知事が向かった先は親密な関係が取り沙汰される幹事長室、二階氏のもとだ。

 会談後、小池氏は二階幹事長訪問の理由を「台風15号による都の島しょ部被害報告と救援、さらには電柱倒壊で電力被害が甚大だったことから電柱の地中埋設化促進のお願い」と説明した。記者から「都知事選の話は」と問われると「一切ございません」と嫣然と記者らを煙に巻いた。

「小池氏は否定するが、都知事選の話があったのは間違いない。というのは、前回の都知事選で小池氏と対立した自民党は、都連を中心に今度もガチンコの姿勢を崩しておらず、対立候補を擁立する構え。これに対し、昔、保守党などで同じ釜の飯を食った二階氏は絶対的な小池再選派。今回の内閣改造では、そんなウルサ型の二階氏のクビ切り論も俎上に上がり、安倍首相も二階幹事長交代に一時は大きく傾いた。しかし、最後はドンデン返しで続投が決まった」(自民党幹部)

 二階幹事長続投裏には3つの要因が働いたという。まずは二階派のクーデター説だ。二階氏のクビを切るなら刺し違えで「安倍内閣をぶっ壊す」と二階派内が倒閣で沸騰し、安倍首相が矛を収めた。

 2つ目は隠れ菅派と見られる議員を続々と二階派が引き受けるなど、菅官房長官との蜜月関係だ。二階幹事長続投は菅官房長官が安倍首相に進言した説。

 肝要なのは3つ目だ。
「まさに二階続投の決定打になったと言われている。二階氏は自分の続投プラス、首相が小池再選支持まで打ち出さざるを得ないように仕向けた。それが東京カジノ誘致ですよ」(同)

 カジノ議連の一員でもある自民党幹部によれば、東京都は舛添要一前都知事時代に「カジノ慎重論」に転換。以来、小池氏も発言を控えてきた経緯がある。

 9月26日、安倍首相とトランプ大統領は日米貿易協定交渉の最終合意を確認する共同声明に署名した。米国側は日本経済浮沈にかかわる「自動車関税」などで揺さぶりをかけ、米農産物7700億円分の市場開放を取り付けた。
「そんな米側大儲けの日米貿易交渉とは別に、トランプ大統領は私的な最重要案件を安倍首相に依頼しているフシがある。2016年の大統領選などで210億円もトランプ大統領に献金をしているカジノ企業『ラスベガス・サンズ』のアデルソン会長の件だ。アデルソン会長は日本でのカジノ解禁に向け着々と準備を重ね、当初は大阪カジノを支える姿勢を見せていた」(カジノ業界関係者)

 ところが、事態は急変した。8月に横浜市がカジノ誘致に乗り出す姿勢を見せた直後、ラスベガス・サンズは大阪からの撤退を表明したのだ。
「アデルソン会長は今後のカジノ事業展開を“東京と横浜”と宣言している。横浜は誘致宣言直後で納得できるが、東京にも乗り出したことで業界は騒然としている。なぜなら、東京は音なしの構えだったからです。ところが、9月の観光庁のアンケート調査で東京は明確に誘致と答えた。実は東京が今春に調査会社に依頼し、IR誘致の準備を極秘に進めていたことが判明したのです。アデルソン会長はいち早くそれをキャッチし、東京をファースト候補に挙げてきた。業界はてんやわんやです」(同)

 先の自民党幹部が裏側をこう分析する。
「安倍首相はトランプ大統領から日本カジノ開催では盟友アデルソン会長の企業参入を強く依頼されていた。しかも、アデルソン会長から『金も人も集まる東京ファースト』と要請され、頭を抱えていた。それを知った二階氏と小池氏が再選密談に伴い、カジノ東京誘致を決断し、IR誘致極秘調査に踏み切った…」

 そんな折、9月の内閣改造で二階幹事長交代説が浮上した。
「二階氏と小池氏は相談の上、安倍首相サイドにこう告げたのでしょう。『小池が自民党と安倍首相にこれまでの非礼を詫びる。それを踏まえ、東京カジノ誘致では安倍首相を忖度し、トランプ大統領に顔向けできる配慮を約束する』と。事がうまく運んだから、仲を取り持った二階氏は幹事長続投となったのでは」(同)

 アデルソン会長の突然の東京カジノ参入、東京の誘致の動き、二階幹事長続投、さらに高速通信可能な5G都市を目指し元ヤフー会長の宮坂学氏を副知事に大抜擢…すべて小池再選と東京カジノ誘致が1本の線でつながってくるのだ。
「5G都市はIRカジノ誘致に断然有利です。二階氏の寝技で反小池急先鋒の菅官房長官や、経済効果約1兆円の東京カジノ誘致に自民党都連も小池再選を黙認しつつある」(全国紙政治部記者)

 政治は化かし合いだ。

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