前年より死傷者増 新幹線放火事件が影響

 ◆小田原市消防本部、15年まとめ
 小田原市消防本部は、2015年に管内(小田原・南足柄・中井・大井・松田・山北・開成の2市5町)で起きた火災の概要をまとめた。小田原市内で昨年6月に起きた東海道新幹線放火事件の影響で、死者、負傷者とも前年を上回った。

 市消防本部によると、火災による死者は5人、負傷者は41人。前年に比べ死者は2人増え、負傷者は倍増した。このうち、6月30日に小田原市上町の東海道新幹線新横浜−小田原間を走行中の「のぞみ225号」の車内であった放火事件は、死者2人、負傷者28人に上ったという。

 火災件数は前年比28件減の59件で、内訳は建物火災35件、車両火災11件だった。

 一方、救急出動件数は前年比1・8%増の1万5276件。足柄消防組合との統合後、2年連続で前年を上回った。人口1万人当たりの件数は約504件で、14年中の全国平均(約468件)を上回った。

 搬送人員も前年比1・3%増の1万3900人と伸び、高齢者の占める割合は58・2%で増加傾向が続いているという。