介護報酬を不正請求 2事業所指定取り消し 横須賀市

 神奈川県横須賀市は19日、介護報酬を不正に請求したとして、介護保険法に基づき、同市長沢のNPO法人「あしたば訪問介護センター」が運営する2事業所の指定を取り消すと発表した。処分発効日は11月18日。

 不正請求は計8610件、総額約1960万円に上り、うち約1385万円分は返還請求の時効を過ぎているという。2事業所の返還対象自治体は横須賀や三浦など5市にまたがり、同法人に時効前の約575万円に加算金(40%)を加えた約805万円の返還を求めていく。

 横須賀市によると、同法人が運営する指定訪問介護事業所は2013年11月から16年1月にかけて、訪問介護計画を作成せずにサービスを提供するなどし、不正に介護報酬を受領していた。また、指定居宅介護支援事業所も居宅サービス計画の新規、変更に必要な自宅訪問や面接を行わずに介護報酬を請求した。

 同法人は市の実地指導に対して改善したと報告していたが、実際には同様の違反を繰り返していたという。