小池都知事の定例記者会見9月24日(全文1)盛り土問題内部調査結果今月中に

【築地市場移転延期】小池百合子都知事が定例記者会見 リオのパラ五輪や豊洲問題言及

記事まとめ

  • 小池百合子・東京都知事が定例記者会見でリオのパラ五輪や豊洲問題を報告した
  • 東京五輪に関してはリオで「しっかりとピーアールできた」とコメント
  • 豊洲市場の盛り土を巡る問題には「より詳細な解明が必要」と話した

小池都知事の定例記者会見9月24日(全文1)盛り土問題内部調査結果今月中に

小池都知事の定例記者会見9月24日(全文1)盛り土問題内部調査結果今月中に

小池都知事の定例記者会見9月24日(撮影:具志堅浩二)

 小池百合子東京都知事は23日午後2時、定例記者会見を開催した。

 豊洲土壌汚染問題は、小池都知事が安全性などについて専門家に再検証を依頼している。その後、小池都知事がリオデジャイロ・パラリンピック閉会式参加で不在の間、専門家会議の平田健正座長(放送大学和歌山学習センター所長)が会見を開いた。平田座長は、前提条件が崩れたので「再検討が必要」と述べ、今後の対策としては盛り土も含めていろんな可能性を検討するとしている。

 リオ帰国後、初めての定例会見で豊洲市場移転についての発言内容が注目されている。

五輪関連の報告

読売新聞:それでは知事の定例記者会見を始めます。知事、お願いします。

小池:はい。1週間のご無沙汰でございます。リオから帰ってまいりました。9月18日でありますけれども、リオのパラリンピックの閉会式にてパエス、リオ市長、そしてクレイバン、パラリンピックの会長、パラリンピックの旗を受け取ってまいりました。当日は前回のように大雨になるかなと思ったんですけれども、一粒、ぱらっと来ましたけれども、それだけで無事に終わることができました。ご興味ないかもしれませんけれども、今回は緑色のタンチョウヅルの柄の友禅の、和風のジャケットというんでしょうか、をご披露させていただいたところでございます。それから義足モデルのGIMICOさんのパフォーマンスなど、本当に会場、大変沸いて、次期オリンピック・パラリンピックの開催地・東京、しっかりとピーアールできたものだと思っております。

 そして、これでいよいよオリンピック旗、パラリンピック旗、この2本がそろったことになります。あと4年といいますけれども、わずか4年、たった4年しかない、そういう大変思い責任を担ったという、その思いでいっぱいでございます。ここからご紹介でありますけれども、オリンピック・パラリンピックはスポーツの祭典と同時に文化の祭典ということもいえるかと思います。そこで皆さま方、お配りしておりますけれども、こちら出ますかね。これは違うのかな。はい。会場のほうですけれども。はい。

 東京2020文化オリンピアードのキックオフイベントを都とそれから組織委員会、連携いたしまして、「幕開き日本橋」と題しまして開催をいたします。私も出席をすることといたしております。それからそのあと、一流の日本舞踊家、それから能楽師の方々によります祝祭的なステージパフォーマンスを行います。伝統芸能になじみのない方もぜひ魅力を感じていただければと。まず海外に発信するときには日本人がよく理解していないと、ということがございますので、ぜひ多くの皆さま方にお越しいただければと存じます。

 それからこのイベントに先立ちまして、リオデジャネイロオリンピック・パラリンピック、今回大変な優秀な成績を収めてくれた日本代表の選手団の皆さんの合同パレードの出発式のほうに出席をする予定となっております。ご覧のようになっておりまして、西新橋2丁目が、こちらが出発式、そして銀座8丁目の交差点から日本橋室町、三井不動産本社前まで、これがパレードとなるかという予定でございます。前回にも増して多くの方々が沿道にお越しくださること、今から4年後を目指してみんなで盛り上げていくことができればと、このように思っております。

第2回の都政改革本部の会議を開催について

 それから2つ目のお知らせでございますけれども、第2回の都政改革本部の会議を開催をいたします。こちらが今月初めに設置した都政改革本部でありますけれども、第2回となる会議は9月の29日の木曜日に開催を予定いたしております。方法でありますけれども、前回と同様にプレスの皆さまには最後まで公開です。それと同時にインターネットでの中継を行います。それから当日の議題でありますけれども、各局で取り組んでおります自律改革、自分で律する自律改革の状況報告、このほかに情報公開調査チームによります検討状況の報告、さらにはオリンピック・パラリンピック調査チームによります第1次の調査報告を用意していることと聞いております。

 そして各局によります自主的な改革、また各調査チームによります検証内容について、充実した報告が出てくることを期待をいたしております。特にリオのオリンピック・パラリンピックが終わったところでございますので、まさしくこれからは東京における、また日本における準備に拍車が掛かるというところで行われるのが今回の都政改革本部でございます。これからはどんどんスピードアップをして進めてまいりたいと考えております。

第1回の市場問題プロジェクトチーム、会議開催について

 3つ目のご報告でございますけれども、こちらは豊洲のみならずでありますけれども、第1回の市場問題プロジェクトチーム、この第1回の会議を開催いたします。これは先週、お伝えいたしましたように、9月16日に市場問題プロジェクトチームでの第1回目の会議でございまして、開催の日取りは同じく、同じだよね。同じ、9月29日の木曜日となっております。こちらのほうは、プレスの皆さまに最後まで公開をさせていただき、インターネット中継も行います。

 そして議題につきましては、まずは1回目ということでございますので、市場問題プロジェクトチームの発足の趣旨、この確認、それから築地から豊洲への移転の経緯、さらには検討課題、検討手順等々を予定しているところでございます。

 まあ、これまでの経緯をあらためてまず整理をする。それから検討課題を洗い出すという、その検討の手順をオープンな場で議論をしてまいりたいと考えております。そしてこのプロジェクトのメンバーでありますけれども、それぞれの分野で専門の知識、経験をお持ちでそれらを生かしていただける方々、客観的な第3者の視点によるチェック、これらを期待しての人選となっているわけでございます。詳細については担当の局のほうにお聞きいただければと存じます。

 またリオからも指示をいたしましたように、この市場の問題につきましては、非常に仕事量も、それから皆さんメディアの対応等々、大変多数になっておりますので、人員も強化したところでございます。これはまた別途ご報告もさせていただけると思います。

 そこでそのいわゆる地下空間問題であります。豊洲市場でありますけれども、9月21日、きのうおとといですね、帰国したときに事務方のほうから報告を受けたところであります。報告につきましては、いろいろとモニタリングなどのための作業空間が必要だったとか、それから施設の建設設計を進める過程で、地下空間を設けて盛り土を行わない方針を固まっていたなどという説明がありましたけれども、時期の特定には至っていないということでございます。

 それからいつ、誰が盛り土をしないことを決定したのかという点、それからホームページ、議会答弁、事実と違っていたではないかといった点。建物の下に盛り土をしていなかったことを知っていた職員が、なぜ専門家会議のほうに意見を求めなかったのか。こういった点についてはまだ曖昧な部分を残している内容としか私は思えませんでした。

 従いまして、より詳細な解明が必要であるわけでございまして、調査を引き続き続けると。それから早急な報告、これは私の次の所信表明の前、定例会見の、閣議ではなくて、定例議会が始まる前とぶら下がりで話したかと思いますけれども、今月中、来週中というか今月中、9月いっぱいでその結果をまとめたいと、こう考えております。

 この報告そのものが都庁が、この都政が、都庁が、実際に自律改革ができるのかどうかの試金石でもあると思うんですね。やっぱり嫌ですよ、それは。先輩方に嫌な話を聞かなければならないかもしれないし、そこに自分が関わっていたっていう人はなかなか言いづらいこともあるでしょう。だけど、ここはやはり都政の信頼を回復するという一番大きな課題のためには私はこの都そのものが問われることになるので、この報告書についてはしっかりやってほしい。やらなければならない、そういうふうに思っておりますので、しっかりと報告書をまとめるようにということで、お尻をたたいているところでございます。

 以上、私のほうからのご説明とご報告については以上でございます。はい。では幹事社に戻します。

豊洲市場の盛り土問題についてなど

読売新聞:幹事社の読売新聞から何点か伺います。まずいわゆる盛り土問題の関係なんですけど、今お話があったとおり今月中に調査結果、内部調査の結果が公表されるという理解でよろしいんでしょうか。

小池:はい。公表しなければ意味がないと思います。

読売新聞:報告書みたいな形で。

小池:はい。体裁はどうなるかは別にしても中身はお知らせをする。そのつもりです。

読売新聞:今、知事もおっしゃった曖昧な点、方針変更の時期であるとか、いつ誰が決定したであるとか、これまでのこの説明と実態が異なっていた。こういった3点については、今月中にまとまる段階でなんからの答えを示されるという理解でよろしいでしょうか。

小池:私はそのことを期待いたしております。で、これは誰が悪い、彼がどうしたこうした、もさることながら、これからオリンピック・パラリンピックの課題も抱えております。そのほか都政は多岐にわたるわけでありまして、これまでの私、知事に就任してからのわずかでありますけれどもいくつもの問題点、この都政が抱えている課題はまだまだ多いと思うんですね。その意味で自律改革っていうのは、そもそもまな板のコイが自ら包丁を振りかざして身を切るとは思いませんが、しかしながらまずそこからやらないと駄目でしょということで、自律改革ということを都政改革本部の一番最初に挙げさせていただいている課題なわけですね。逆に言えば、どういう報告書を出してくるのかということは、私にとりましても大変興味のあるところだということでございます。で、都民の皆さま方にもそのことを知らしめることによって、都政に対して何を今後、改革していくべきかという、都民の皆さま方のご意見も伺えることになるのではないか。こう思っております。

 そして、だからこれは、犯人捜しも、そこが目的ではなくて、都政のガバナンスですね。それからカタカナばっかり並べて申し訳ないんですが、企業だったら、言うところのコンプライアンスですね。ということで、だから内部統制であるとかガバナンス、誰が管理をして、誰が決定をしてという話、そちらと共通するところがございますので、この報告書なるものはその試金石になると。それは都政、この豊洲の問題だけではなくって、都政全体の在り方ということの試金石になるのではないかと、こう思っております。

第2回都政改革本部の開催について

読売新聞:2点目ですが、都議会の開催日の翌日にこの都政改革本部の第2回開かれるということで、これまで議会開催までにオリンピック・パラリンピック調査チームの中間報告が出るという話だったんですが、翌日になるという理解でいいでしょうか。

小池:はい。これはむしろ私の所信表明させていただいたそのあとということになりますけども、むしろ代表質問、各党、各会派の代表質問に備えて、こちらとしての報告を出すということになろうかと思います。

読売新聞:その第1次調査報告ではどういった項目について検討結果が出るという、五輪、さまざまな問題点がありますんで、どういった項目について結果が、報告があるというふうに考えてらっしゃいますか。

小池:はい。まずやはり、いつ、誰が、何を決めて、決めなかったのか。知らせて、知らせなかったのか。こういったファクトがまず出てくるかと思います。で、なぜそうだったのかということについても注釈付きを求めたいところであります。

 今、いろいろと、あと科学的、水質の問題であるとか、建築の問題であるとか、むしろメディアの皆さんのほうが先行していって、正しいか、正しくないかは別です。いろんな情報が飛び交っていて、むしろ見ておられる方々からすれば、分からないっていうのが実情なんじゃないでしょうか。そこを、こちらもまだ中間の段階ですから、本当はING系でもお知らせしたいところではありますけれども、やはり都としての責任をしっかり果たすためには、科学的な分析等はしっかりとやらせていただいて、いったん発表した数値が、これが違いましたなどというときには、それこそ、都庁がそういうことをしたら致命的な話ですので、そこはお時間をいただいてるということであります。

 それから、いろいろとイメージを含めて、いろんなコメントなどもされておられるとは思いますけれども、しかしファクトというのは1つになろうかと思っておりますので、そのための最終報告をまとめつつあるというふうにご理解いただければと思います。

若狭議員および「都民ファーストの会」、政治塾との関わりについて

読売新聞:あと、もう1点、幹事社からの。ちょっと都政を離れてしまうんですが、知事選で知事を支援していた若狭氏が衆議院10区補選の自民党の公認候補になるということでその受け止めと、あと知事を支援した区議さんたちが「都民ファーストの会」という政治団体を設立したようなんですけども、それについての知事との、知事の政治塾との関わりというのはどういったものなのかをお聞かせください。

小池:はい。若狭さんが自民党の公認を受けたというのは、各種調査なども含めて、勝てる候補ということ。この1点にまず尽きると思います。私のあとを受けて、自民党豊島総支部の総支部長でもあります。それからまた地域の方々との接点を十分にお持ちの方でございます。ほかがどういう方々が応募されたのか私は存じておりませんし、関心もないんでありますけども、若狭さんが候補として選ばれるというのは、まず当然かと思われます。

 で、一方で都連のほうで、豊島区の私を応援してくれた区議5名に対しては離党勧告と。そして、離党勧告を迫っているということでございますけれども、これから戦おうというときに、はい、こっちは離党勧告、そして負けたほうを応援した人たちについては何もなしということについては、私は若干といいましょうか、都民の感覚からすれば、解せないのではないだろうかと思っております。

 党本部のほうは二階幹事長をはじめ、古屋選対委員長もそうでありますけれども、非常に大人の対応をしていただいてるわけでありますけれども、まだこういった形で続くのかといいますと、それは選挙にもマイナスの影響を与えるのではないだろうかと心配もするところであります。

読売新聞:ぜひ政治団体についても。

小池:政治団体。都民ファースト。

読売新聞:の会。

小池:いい名前だと思います。以上です。

読売新聞:政治塾との関わりについては。

小池:政治塾は、これは都知事選終わってからのその応援していただいた方々、それから、結構面白いのは高校生とか、大学生とか、とても若い方々も非常に関心があるということで、お問い合わせをいただいております。ですから、18歳からの選挙権ということになっているわけで、そういう若い人からも関心を持たれたということについては、政治についての若い方々の興味を増加させたという点でも私は良かったのかなと思いますし、そういった思いを持った方々を受け止めるという意味では、役割、社会的な役割もあるのかな、というふうに思っております。

読売新聞:幹事社からの質問は以上です。質問のある社は手を上げて、指されたら、所属、指名を述べた上で質問してください。

小池:じゃあ、ネクタイの方。はい。

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