小池都知事の定例記者会見 10月14日(全文1)石原元都知事、具体的回答なし

小池都知事の定例記者会見 10月14日(全文1)石原元都知事、具体的回答なし

小池都知事の定例記者会見 (10月14日)(撮影:具志堅浩二)

 小池百合子・東京都知事は14日午後2時より、東京都庁で定例記者会見を開催した。

 豊洲市場の地下空間問題について小池都知事は、第2段階の報告書をまとめる方針を前回の定例会見で明言している。また、東京五輪のボート会場変更については、候補先である宮城県の村井県知事と12日に会談をしており、15日に長沼ボート場の視察をして、その後、IOCのバッハ会長と会談する予定だ。

12日発生の停電、東京五輪関連、教育、人事について

幹事社:これより知事の定例記者会見を始めます。知事、冒頭お願いします。

小池:はい。皆さま、こんにちは。生放送、時間に合わせてぴったり入らせていただきました。まず私のほうからいくつかご報告がございます。まずタイのプミポン国王がお亡くなりになったというニュース。ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げたく存じます。

 それから昨日、初めての定例都議会が無事、終了いたしました。今、ほっとしているところでございます。また議会での審議において提起されましたさまざまな課題については、今後、誠実に取り組んでまいりたいと考えております。全ての議案についてはご了承いただけたということでございまして、給与の半減も加えてでございますけれども、ご信用いただいたということかと思います。よって冒頭解散の機会を逸したということになるかと思います。

 それから水曜日に発生いたしました大規模停電につきまして、東京電力に緊急要請を行いましたのでお知らせをいたします。ご承知のとおり、おとといの都内における大規模な停電というのは官公庁の、まさしく首都の中枢においても停電が発生したということでございます。一部、交通機関が運休をしたり、エレベーターの閉じ込めなどが発生いたしました。また信号の作動が停止したということで、いかにブラックアウトというか停電というのが日常生活に混乱を来すかということ、知らしめてくれたかと思います。

 それから、東京2020のオリンピック・パラリンピックの競技大会を控えているわけでございますけれども、このような事態によって、都民をはじめとする多くの方々に安全・安心を脅かされるようなことは絶対あってはならないということから、本日、午前中でございますから、川澄副知事から東京電力に対しまして緊急要請を行いました。東京電力においては、今回の停電の原因究明を図っていただいて再発防止、そして警備体制の強化、迅速な情報発信など、全力で取り組んでいただきたい旨、要請をしたところでございます。

 それから教育に関してでございますが、お知らせであります。10月の27日、私が着任して初めての東京都総合教育会議を開催いたします。会議は公開となっておりまして、メンバーは私、教育長、そして5名の教育委員の皆さまとなります。そして第1回の会議におきましては、新たに策定をいたします、教育施策大綱の骨子について議論をする予定といたしております。そして今、私はサステナブルという言葉をよく使いますけれども、持続可能な東京をつくるためには将来を担う人材の育成というのが不可欠でございまして、よって特にこれからますます激動するこの世界にも目を向けて活躍できる人材を育成すること。それから日本の成長を支える、イノベーションを生み出すような人材、こういった次世代を育てていくという、それらの教育を進めてまいりたい。そしてその今後の教育の在り方について教育委員の皆さまと議論を深めて、より良い東京の教育を実現する大綱を策定してまいりたいと考えております。詳細につきましては教育庁のほうにお問い合わせいただければと存じます。

 それから人事でございます。中央卸売市場の体制の刷新についてのご報告でございます。昨日、第3都議会、定例会、閉会をいたしました。それを機に議会でも発言をいたしましたけれども、中央卸売市場の体制の刷新、強化ということで市場長をはじめとする幹部の人事異動を実施いたします。具体的には市場長が交代、それから技術職を統括する理事ポストを新設いたします。まさしく強化のためでございます。

 それから部課長級につきましても体制を大幅に刷新、強化いたします。それから先月末に「都庁マネジメント本部」を設置したところでございますけれども、技術部門間の連携の強化を推進するために、現在空席となっております東京都技監を任命いたしまして、技術職員全体のガバナンス強化を図ってまいります。建築と土木で分かれていたり、建築そのものと環境が分かれていたりといったようなことが今回、問題の1つになったわけでございまして、そういう意味でも、横串を差していくという観点からも、さらには技術職をもう少し強化していくということでの対応でございます。

 なお、市場の担当でございますけれども今後、安藤副知事の所管といたします。豊洲市場の整備に関する問題の真相究明に加えまして、新市場の安全性の確保に向けた検討、業界の皆さまへの対応など専門家会議や市場問題プロジェクトチームと共に、新しい目で迅速に進めていくといたします。そして今回の異動の発令は10月の15日とさせていただきます。

石原新太郎元知事からの質問状の回答、目安箱の設置について

 それから先ほど石原慎太郎元都知事から、私が発出いたしました質問状に対する回答が届けられたところでございます。まだ中を精査、十分しておりませんけれども、基本的には、中身をざっくりお話するならば、多く、具体的な回答ははっきり言ってなかった。ございませんでした。それから自分は聞いていない、記憶にない、分からない、覚えてないといったような、そのような回答となっておりました。詳細についてはこれからまた精査をしていきたいとこのように考えております。

 それから今日、職員の目安箱を設置いたしました。これは都政改革の一貫でございまして、職員の意見を広く都政に繁栄させていこうというものでございまして、設置の年月日は10月の12日からでございます。で、職員、目安箱は職員の意見がイントラネット、または郵送で、直接、知事の私に届く仕組みでございまして、職員の意見の内容に制限は設けない、もうなんでも言ってきてという構えでございまして、匿名での送付も可能としているところでございます。実際に私の都知事のデスクのほうには、きのうの段階で十数件、届いておりまして、これがまさしく現場から出る意見だなということを感じるものばかりでございまして、大変参考になる、ぜひ職員の皆さまからどんどんといただいて、そしてそれが都庁改革につながってくっていうことは、まさしく一歩進むのではないかなとこのように思っております。若手の職員の皆さま方からもどんどんと寄せていただければなと思っております。

 それから最後でありますけれども、きのうすでに皆さま方にお知らせをしたところでございますけれども、このあと3時から山本幸三内閣府特命担当大臣、この都庁にいらっしゃる予定となっておりまして、第一庁舎の16階、こちらに東京特区推進共同事務局を設けたところでございますが、開所式を行わさせていただきます。いわゆる看板がけというところでございますけれども、山本大臣とご一緒させていただきますので、皆さんもそちらのほうにお越しいただければと。特区を東京都がもっと活用していくということでございまして、そのための事務局、また関係の、特区に関係した地方自治体の要を、その役割を担っていこうということでございます。私のほうからお伝えするのは以上でございます。

【連載】小池都知事の定例記者会見 (2016年10月14日) 全文2へ続く