辺野古移設推進を表明 沖縄の北部首長と懇談の稲田防衛相

辺野古移設推進を表明 沖縄の北部首長と懇談の稲田防衛相

北部の米軍施設所在市町村8首長との懇談の冒頭、あいさつする稲田朋美防衛相=14日午前11時30分ごろ、名護市内のホテル

 【北部】来県中の稲田朋美防衛相は24日午前、名護市内のホテルで北部の米軍施設所在市町村の首長らと懇談した。冒頭のあいさつで稲田防衛相は「安倍首相から普天間飛行場移設を含め、抑止力の維持を図りつつ、沖縄をはじめとする地元の負担軽減を実現する旨の指示を受けている。沖縄の負担軽減は安倍政権の最重要課題の一つだ。安倍政権はできることは全て行うという方針のもと、沖縄の皆さん方の目に見える形で一つ一つ実践していきたい」と述べ、普天間飛行場の辺野古移設や米軍北部訓練場のヘリコプター着陸帯(ヘリパッド)の建設を進めていく考えを示した。普天間移設やヘリパッド建設について具体的には触れなかった。
 懇談では稲嶺進名護市長、伊集盛久東村長、宮城久和国頭村長、島袋秀幸村長ら8市町村長が出席した。
 稲田氏はハリアー本島東沖墜落事故に触れ「仮に居住地に墜落していたら大変な大惨事になっていた。県民に大きな不安を与えたことについて遺憾に思う。米軍には遺憾の意と徹底した原因究明、再発防止を行うよう要請している」とした。その上で「引き続き(事故に関する)情報収集を行い、得られた情報は関係自治体に速やかに提供できるようにしたい」と述べた。
 稲田防衛相は午後0時半から同ホテルで在日米軍の副司令官と面談し、現時点での新たな情報の提示などを求める。
 稲田防衛相は北部首長との面談の前に、自衛隊のヘリコプターで米軍キャンプ・シュワブや米軍北部訓練場などを上空から視察した。午前10時すぎ、東村と国頭村に広がる米軍北部訓練場上空に稲田防衛相を乗せたとみられる自衛隊ヘリが2機で訪れ、約15分間にわたってヘリパッド建設現場上空を旋回した。
 N1地区ゲート前で集会をしていた市民ら約150人は「防衛大臣は帰れ」「ヘリでの視察は卑怯(ひきょう)だ」と抗議の声を上げた。【琉球新報電子版】

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