永田町では領収書のいらないお金がやはり必要なのか?政策活動費っていったい何?政治と金、いつになったら国民が納得する答えが出るのか【報道1930】

永田町では領収書のいらないお金がやはり必要なのか?政策活動費っていったい何?政治と金、いつになったら国民が納得する答えが出るのか【報道1930】

永田町では領収書のいらないお金がやはり必要なのか?政策活動費っていったい何?政治と金、いつになったら国民が納得する答えが出るのか【報道1930】

1日で100万円全額支給の文通費問題に端を発した国会議員のお金に関する様々な疑問。“永田町の常識は世間の非常識”と言われる中、実態と対応を与野党の論客に聞いた。

■秘書がその時いなくても、給与は過去にさかのぼって申請できる

文通費以外にも在職1日で1か月分支給されるものがある。東京近郊以外の議員が対象となる、新幹線のグリーン車などJR全線の無料パスと“あわせて3往復分”あるいは“単体で4往復分”の無料航空券。さらに3人まで雇える公設秘書の給与。

これらについて聞いたところ、自民党総務会長代理・片山さつき氏、立憲民主党副代表・長妻昭氏ともに「1日に4往復するわけがない」と実費分の支給にするなど改善が必要とした。秘書給与も文通費同様日割りにすべきとした上で、そもそも10月31日に議員になってその日に3人秘書を雇うことも少ないという。

この問題について日本維新の会幹事長・馬場伸幸氏からある事実が明かされた。

日本維新の会 馬場伸幸 幹事長

「公設秘書は、さかのぼって登録できる。11月中に(秘書を)登録の期日が来るでしょうが、10月31日にさかのぼって(10月分満額支給対象として)登録できる」

11月に採用した秘書も、議員になった日に採用したことに出来る仕組みだという。つまり、今回の新人議員全員が3人の秘書を登録すれば、1日で約2億円前後の給与が支払われることになる。勿論税金からだ。

■「(文通費は)使途が決まってませんから、自分で説明できることに使えばいい・・・」

文通費には使途の報告も領収書も必要ない。そのため、第2の給料とも言われる。

これに対し日本維新の会は、使途を公開している。だが、その使途とは、70%が自分たちの政党支部や資金管理団体への寄付だった。

日本維新の会・馬場氏は、文通費は用途が明記されていない、個人の良心に任されているとした上で、馬場氏の場合、寄付したお金は人件費に主に回っているとした。

共産党書記局長・小池晃氏は、「いくら何でも飲み食い、選挙とか、人件費に使うのはあり得ない」と指摘。

これに対し馬場氏は、「(文通費は)使途が決まってませんから、自分で説明できることに使えばいい。(中略)国民がおかしいと思えば我々には選挙という洗礼があります」と応えた。

やはり、世間と永田町では、お金の在り方が違うようだ。

そして議論は、もうひとつの領収書のいらない金に進む。

■「お金に色はついていないから・・・」

政党が活動費として特定の所属議員に渡す政策活動費。

2019年の政治資金収支報告書によれば、

▼自民党は18人に計13億410万円

▼国民民主党は2人に計8億1000万円

▼日本維新の会は4人に計5865万8000円

など、大きな額が使途が公開されず動いている。

自民党・ 片山氏は、「私は(政策活動費を)貰う立場の幹部ではないが、自民党としてはこの制度が始まって以来(税金から支払われる)政党助成金から政策活動費は一切支出していない」と強調。

一方、共産党・小池氏は、「お金に色はついていないから(中略)、(政党助成金を)政策活動費に使っていないと言っても通用しない」とした上で、“税金が入っている以上表に出せないお金があってはいけない”と訴えた。

番組のニュース解説を務める元新潮社フォーサイト編集長・堤伸輔氏は言う。

「(政治には)領収書の不要な経費もあるということ、一般企業にもある。(その場合)使途不明金として処理することはある。でもその時には課税される。政治家は何故、使途が不明なお金にペナルティが無いのか?」

なかなか一般社会の感覚では、永田町は理解できないのかもしれない。

(BS−TBS『報道1930』11月24日放送より)(26日07:00)