【日中50】緑の芝から見た日中関係 富山で活躍する中国のサッカー選手が切り開く未来

【日中50】緑の芝から見た日中関係 富山で活躍する中国のサッカー選手が切り開く未来

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来週、国交正常化50年を迎える日本と中国の関係を振り返る「日中50」です。先月、サッカー中国代表の経験もある若手選手が、異例の移籍でJリーグ3部に入団しました。芝の上から、今の日中関係が見えてきました。

「彬彬(ビンビン)」の愛称で呼ばれているのは、先月、Jリーグ3部・カターレ富山にレンタル移籍した中国出身の24歳・陳彬彬選手です。

日中のサッカーをめぐっては、2004年、中国で行われたアジアカップで…。日本代表を乗せたバスに中国人サポーターがブーイングを送るなど、反日感情は色濃く残っていました。今も改善の兆しは見えない日中関係。

国交正常化から50年という節目の年に日本に移った中国の若者は何を思うのでしょうか。

陳彬彬選手
「私がここにきたのは、他になにかあってということではなくて、私がここに来たのはサッカーだけです」

無類のサッカー好きとして知られる中国の習近平国家主席が自国の「サッカー強国化」を掲げる中、陳選手は国内屈指の人気チーム上海海港でプレー。中国代表やアジアのクラブナンバーワンを争うACL=アジアチャンピオンズリーグも経験している期待の若手選手です。

カターレ富山の左伴社長は、陳選手の獲得についてこう話します。

カターレ富山・左伴社長
「ACLに出てるJ3の選手なんて、多分、彼だけだと思うんですよね。戦力的に見込めそうだから『獲ろうよ』と」

中国サッカー界のホープが日本の3部リーグへ移籍するのは極めて異例な事です。

柴田壮介選手
「彬彬、日本食好きなの?美味しい?」

陳彬彬選手「very good」

当然、言葉の壁もあります。それでも、陳選手を動かすのはサッカーに対する純粋で熱い気持ちです。

陳彬彬選手
「この移籍は私にとって良いことで、レベルアップだと思います。日本に来たのは勉強のためで、自分をレベルアップさせるためです」

そんな陳選手の熱意はチームにも伝わっていました。

カターレ富山・左伴社長
「実力のすごく高い選手ですけど、今、一生懸命日本のサッカーであったり、カターレのサッカーにアジャストしようと。日本の皆さんだけじゃなくて、中国の皆さんにもアピールができるように私は願ってます」

サッカーで繋がる日中友好の懸け橋については

カターレ富山・左伴社長
「カターレ富山の映像が、なぜか中国で見れるというね。J3のクラブですよ?それだけの話題性というのがあるので、(両国関係に)プラスに作用するのは間違いないと思いますよね」

50年という節目を迎え、日中両国は次なる時代へキックオフ。富山で奮闘する中国の青年はどんな未来を切り拓くのでしょうか。

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