「女性宮家」や「女系天皇」巡りヒアリング…皇位継承有識者会議

 政府は8日、安定的な皇位継承策などを検討する有識者会議を首相官邸で開き、専門家へのヒアリングを開始した。

 この日招かれたのは、ジャーナリストの岩井克己氏、笠原英彦・慶大教授、ジャーナリストの櫻井よしこ氏、新田均・皇学館大教授、八木秀次・麗沢大教授の計5人。いずれも2016〜17年の「天皇の公務の負担軽減等に関する有識者会議」で見解を述べている。

 ヒアリングは一人ずつ行われた。会議の委員が、皇族数の減少や、皇族女子が結婚した後も皇室にとどまる「女性宮家」の創設、女系天皇の是非など10項目に関して、それぞれ意見聴取した。

 出席者らによると、皇室の先細りへの危機感を示す意見が相次いだが、皇位継承のあり方や皇族の対象を巡っては意見が分かれた。

 焦点の一つである女性宮家創設については、笠原氏が容認する考えを示す一方、否定的な意見も出た。櫻井、八木両氏は、過去に例のない女系天皇に反対する意見を述べた。櫻井氏は、戦後に皇籍を離脱した旧皇族の男系男子の皇籍復帰を養子縁組によって可能にすべきだとの考えも示した。

 会議は21日に2回目のヒアリングを行う予定だ。

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