首相「日米のリーダーシップを世界に示す」…バイデン氏と同盟強化を確認へ

首相「日米のリーダーシップを世界に示す」…バイデン氏と同盟強化を確認へ

訪米のため、政府専用機に乗り込む菅首相(中央)(15日午後7時57分、羽田空港で)=須藤菜々子撮影

 菅首相は15日夜、バイデン米大統領と会談するため、政府専用機で米国に向けて出発した。16日午後(日本時間17日未明)に行われる日米首脳会談では、日米同盟の強化や気候変動、新型コロナウイルス対策などが主要な議題となる。

 首相は出発に先立ち、首相官邸で記者団に「会談では自由で開かれたインド太平洋の実現に向けて、日米のリーダーシップを世界に示したい」と述べた。

 首相にとって就任後初の訪米で、会談はワシントンのホワイトハウスで行われる。終了後に両首脳が並んで共同記者会見を行う予定だ。バイデン氏にとっては対面形式では初の外国首脳との会談となり、両首脳は同盟の強固な絆を世界に発信する考えだ。

 両政府は、会談後に共同文書を発表する方向で調整している。米国が「開かれた国際システムに挑戦しうる唯一の競争相手」と位置づける中国への対抗を意識し、共同文書では、米国の対日防衛義務を定めた日米安全保障条約5条を沖縄県の尖閣諸島に適用することを明記する。中国が軍事的圧力を強める台湾情勢について言及するかどうかが焦点となっている。

 気候変動対策では、脱炭素分野での技術協力や温室効果ガス排出削減の中長期目標の実現に向けた連携を確認する予定だ。中国への依存脱却を念頭に、特定国に頼らないレアアース(希土類)や医薬品のサプライチェーン(供給網)構築などでも合意するとみられる。

 今回の訪米では、新型コロナ対策のため随行員を通常の3分の2程度の約80人に絞り、閣僚や首相夫人の同行は見送った。首相を含む全員が新型コロナワクチンの接種を2回受けた。

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